【収穫体験記】 1日1万本売れる?! とうもろこしでおなじみのカガヤキ農園で今が旬の〝ゴールドラッシュ〟を収穫してきた!
広報の平田です!
各地の旬でおいしい食材を求めて、実際に収穫へ行ってみる〝収穫体験記〟企画。
こだわりを持って生産されている農家さんの元へ足を運び、実際に収穫を体験し、その後は食べてみるという内容です!
前回書いた星野農園さんの「アスパラガス」収穫体験記が、noteの「今日の注目記事」に掲載!勝手に人気企画として定番化を狙っています!!
前回の収穫体験記はこちら
4回目となる今回は、〝とうもろこし〟を収穫してきました!
新潟でとうもろこしといえば、ここを真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そうです。江南区沢海のカガヤキ農園さんです。
1回目の体験記で〝雪下キャベツ〟の収穫におじゃまさせてもらったカガヤキ農園さん。
いつもお世話になってます!
※カガヤキ農園さんのホームページはこちら
この時期、カガヤキ農園さんでは早朝5時半(?!)からの販売にも関わらず、行列ができるとのこと。今は様々な品種の中でも人気の高い「ゴールドラッシュ」という品種の収穫が行われています。
今回は、そんな大人気の「ゴールドラッシュ」を収穫しに行ってきました!
ちなみに、「練馬鳥長・新潟」の尾形店長と、桐生君も一緒です!
早朝4時から収穫!すでにたくさんの人が働いていた
「本格的に収穫を体験するなら、朝の4時に来てください!」
カガヤキ農園 立川さんからの連絡に少したじろぎながら、せっかくの機会なので、早朝からおじゃますることにしました。
アスパラガスは5時からでしたが、とうもろこしはなんと4時集合。さらに朝が早い…。
カガヤキ農園に到着すると、すでに多くの方が集まっていました。
とうもろこしの収穫の時期は、近所の方や新潟大学の学生さんがお手伝いで来てくれるそうです。この日は総勢13名!
「こんな早くから、よくきてくれましたね!」と、朝から元気なカガヤキ農園販売部の立川秀明さんが登場!
「本日はよろしくお願いします!」
全員にあいさつをして、収穫の場所へ出発。
収穫場所は、直売所から車ですぐの場所。一面にとうもろこし畑が広がります。
高さは穂先が頭をこすくらい。
身長175cmの尾形店長と比較すると、このくらい!
想像以上に高さがあります!
たったの3日間?とうもろこしが美味しく食べられる期間
いよいよ収穫!
立川さんから収穫方法を教わります。
「触ってみて、ずっしり実が詰まってるのベストですね」
「ひげの色が濃くて、皮の色が濃いものを選んでください」と立川さん。
とるのは思ったより簡単で、道具を使わずに手で行います。
その場でとったものを「このままでも食べられますよ!」と、生で食べさせてもらいました!
とうもろこしって、生でも食べられるんですね…!美味しい!
尾形店長も「うまい!」と驚きの声。
桐生君はこの笑顔!
それにしてもなぜ、とうもろこしはこんな早朝に収穫されるのか。
それはとうもろこしが光合成の能力に優れているからだそうです。
とうもろこしは夜中に十分糖分を蓄え、太陽が出て日差しが降り始めると、すぐに光合成を始めます。
蓄えた糖分を光合成によってエネルギーとして使うので、日中は糖度が低くなるのだとか。
だから、一番甘くなるのが早朝なんだそうです!
そしてなんと!とうもろこしは、おいしく食べられる期間が3日間しかないのだとか!
すごく短い…!
そのため、収穫する時は一番おいしいものを見極めるのが、重要なポイントになるそうです。
早朝5時半から販売スタート!ここにもおいしさの秘密があった
とうもろこしがカゴいっぱいになったら、台車でトラックへ。これをひたすら、くり返します。
荷台がいっぱいになったトラックは、すぐに直売所へ。
直売所では、検品する方が多数待ち構えています。
届いたものから「虫食いがないか」「ちゃんと身が詰まっているか」を検品。大きさごとにわけ、すぐに販売するそうです。
実はこれも、カガヤキ農園さんのとうもろこしが、おいしいと言われる秘密なんです!
なぜならとうもろこしは収穫すると、糖分がデンプン質に変わっていくらしい。時間が経てば経つほど甘みが失われていくんだとか。
収穫してからなるべく早く食べた方が、おいしく食べられる。
そう、とうもろこしは鮮度が命なんです!
一般的に売られているとうもろこしは、収穫されてから“せり”にかけられます。収穫から1日経ってから消費者の元へ、なんてこともザラだそうです。
でも、カガヤキ農園さんはおいしいものを食べてもらいたいという思いから、早朝の収穫から販売までのスピードにこだわっているそうです。
収穫されたばかりのとうもろこしは、新鮮な状態で早朝に販売されます。早い方だと収穫してから1時間後には食べることができちゃうんです!
この時間へのこだわりが、他のとうもろこしとの違いなんですね。
新鮮で美味しいと評判のカガヤキ農園のとうもろこし。それゆえ、5時半からの販売開始時には行列が。
1人で100本、200本も買っていくファンの方もいて、週末にはなんと1日に1万本売れることもあるそうです!
その日の収穫は、直売所で販売する量によって変わります。収穫から1日経ったものは販売しないこだわりがあるので、直売所の売れ行きを電話で確認しながら、量を増やすかどうか決めていきます。
収穫と直売所を数回往復し、この日は終了。直売所へ戻ると、行列は終わっていましたが、まだまだ検品は行われていました。
選別も手際良くスピーディーに行われます。
採れたて、茹でたてのとうもろこしを実食!!そのお味は?
直売所に隣接する事務所の中で、立川さんからいろいろなお話を聞かせてもらいました。
カガヤキ農園の美味しさの秘密はまだまだありました!
肥沃な土壌で栽培することが、高品質なとうもろこしを作る上では重要だそうです。その中でもポイントとなるのが堆肥。
カガヤキ農園さんでは、もみがらや米ぬかを使って自家製の堆肥を作っているそうです。時間をかけて発酵させた、栄養たっぷりの堆肥。このこだわりもおいしさの秘密なんですね。
カガヤキ農園さんがとうもろこしを育てている場所は、元々肥沃な土地だったそうです。ただ、恵まれた環境だとしてもずっと同じ場所で作っていると土が痩せてくるそうです。
これを防ぐために行なっているのが輪作(りんさく)!
輪作とは同じ土地に違う性質の種類の農作物を、何年かに1回のサイクルで作っていく方法。
ちなみに相性が良い野菜を同じ畑で作ることで相乗効果が出るとのこと。とうもろこしが収穫されたあとは、雪下キャベツや根菜を植えて、良い環境作りを行なっているそうです。
前回おじゃました時の雪下キャベツ作りは、とうもろこしの栽培にもつながっていたんですね!
その時のnoteはこちら
育てるとうもろこしの品種も、いろいろと変わっていくそうです。
今主流なのは「ゴールドラッシュ」。カガヤキ農園さんでは、絶大な人気を誇る品種です。名前からして美味しそう…!糖度は16〜17度くらいで、皮が柔らかく、口の中に広がる果汁を楽しめます。
もうひとつ人気なのが「ワクワクコーン」という品種。コクがある甘さと皮がしっかりしていて、かみごたえが抜群なんです。糖度は17度くらいで、ゴールドラッシュよりも甘みが強くなります。
さらに、その上の最高糖度を誇る品種が「おひさまコーン」。
なんと糖度は20度にもなるとか!ブドウやバナナと同じくらいの糖度らしいです。甘みが強く、シャキッとした食感が特徴。芯が細い分、身が厚いので食べ応えも十分なんだとか。
このように、カガヤキ農園では品種を変えながらとうもろこしを販売しているそうです。販売時期はお盆頃までとのこと。
…と、ここで茹でたてのとうもろこしが登場!!
さっきまで自分たちで収穫していたゴールドラッシュです!!
口に入れた途端に溢れる果汁。そして濃厚な甘み!
まるで とうもろこしジュースを飲んでるみたいです!!
生で食べた時よりもさらに甘みが増して、秒で完食でした!笑
「レンジでチンしても、おいしく食べられますよ!」
「買ったらすぐ食べるのが一番ですが、そうじゃなきゃ必ず冷蔵庫で保管してください!」と立川さん。
何回も言いましたがとうもろこしは鮮度が命。鮮魚と同じくらいの扱いが理想とも言っていました。大切に扱うからこそ、あのおいしさを味わえるのがカガヤキ農園さんのとうもろこしなんですね。
・・・
というわけで、今回は最盛期を迎えたとうもろこし 「ゴールドラッシュ」の収穫を体験してきました。
カガヤキ農園の立川さん始め、スタッフのみなさん、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!!
実はカガヤキ農園さんのとうもろこしが、ダーンディッシュプロジェクトのお店でも楽しめちゃいます!
『練馬鳥長・新潟』は、シンプルにふかしてコースの〆の甘味として。
『海鮮居酒屋 魚魯こ』では、毎年夏の人気メニュー「もろこし揚げ」として。
『肉山』新潟では、炭火焼きでコース中盤に登場します!
まずは「ゴールドラッシュ」からご提供。その後は、さまざまな品種をお客様へご提供予定です。
ぜひ3店舗で、旬のとうもろこしを味わってみてください!!
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