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【パイロットインタビュー第5弾】パイロットデビュー時は最年少！夢に向かって頑張る現役大学生、ねねさんの『OriHimeと共に歩む道』

分身ロボットカフェDAWN ver.β

こんにちは！note担当のあーりん＆くどぅです！パイロットインタビュー第5弾の今回は、当時最年少でOriHimeパイロットデビューをしたねねさんにいろいろとお話を聞かせていただきました！
ねねさんは2019年10月に行われた第2回目の期間限定分身ロボットカフェDAWN実験店にて公認OriHimeパイロットになり、現在も日本橋のDAWNを中心に様々な場所で活躍しています。デビュー当時は高校2年生で、最年少のOriHimeパイロットでした。現在は現役大学生で、OriHimeも使いながら通学しているそうです。公私共にOriHimeユーザーであり、学業もお仕事も頑張るねねさん。普段の生活や今後の夢についてお聞きしました！


お身体のことや普段の生活で困っていること

──早速ですが、ご病気のことや普段の生活で困っていることを教えてください。

全身の筋肉が徐々に低下してゆく脊髄性筋萎縮症I型という病気です。小学5年生くらいまではバギーという子ども用の車椅子で生活していましたが、今はほとんど寝たきりで過ごしています。
背中が密着しているので熱がこもりやすく、体温調節に苦労しています。生活全般に介助が必要で、外出時もヘルパーさんに付き添っていただく必要があるので、外出できる時間が限られてしまいます。また、ストレッチャーでは公共のバスを利用できない(通常の車椅子よりも大きいため、車両に利用者の安全を確保できる装備が備わっていない場合がある)ので、交通手段が限られてしまうことに不便を感じています。

素敵な振袖を着て、成人式へ参加したねねさん

──ねねさんは現役大学生ということですが今は何年生ですか？

大学4年生になりました。1年長く在籍する予定なので、あと2年間通学します。体調面やヘルパーさんの都合で毎日は登校できないため、OriHimeを使って講義を受けることもあります。大学では社会福祉コースを専攻していて、社会福祉士を目指しています。高校生の時に大手町で開催されていた第2回期間限定分身ロボットカフェの際、パイロットの仲間やお客様と交流したことでそういった仕事があることを知り、目指そうと思いました。

2019年、第2回目の分身ロボットカフェでOriHimeパイロットデビューしたねねさん

OriHimeパイロットに応募した経緯

──DAWNでのお仕事の中で将来の夢を見つけたんですね！OriHimeのことはどんなきっかけで知ったのですか？

高校1年生の2月頃、第2回目の期間限定分身ロボットカフェ開催のためにパイロットを募集していることを学校の担任の先生が紹介してくださり、その時に初めてOriHimeを知りました。「なんだかワクワクするな！できることがあるのなら挑戦したい！」と思い、応募しました！
プライベートでも、高校2年生の秋頃からOriHimeをレンタルして使っています。大学への通学やお出かけはもちろん、友人にOriHimeへログインしてもらい、自宅で一緒におしゃべりを楽しむことにも活用しています。

OriHimeを操作しているねねさん。タッチペンを使用し、ノートパソコンのタッチパッドを操作しています。

──公私ともにOriHimeを使いこなしているんですね！OriHimeパイロットになってから自身で変わったことなどはありましたか？

家族からは「明るくなったね」と言われました。OriHimeと出会う前は、家から学校や病院だけの世界だったのが、OriHimeを使うことで行きたい場所や会いたい人が増えて行動範囲が広がりました。
OriHimeがきっかけで出会えた友達とカフェに行って、まったりおしゃべりをする時間が楽しいです。
また、OriHimeパイロットとしてお仕事をさせていただいたことがきっかけで、将来の目標も見つかりました。なにより役割があることが嬉しくて、オリィさんやパイロット仲間の活動が刺激になって新しい場所やボランティアに参加する際も自分の役割を見つけていこうという前向きな気持ちになりました。

ねねさんが操作しているDAWN店内のOriHime

学業との両立

──学業の面でもお忙しいと思うのですが、OriHimeパイロットとしてのお仕事はどれくらいのペースで勤務しているんですか？

DAWNでは学校がお休みの土日を活用して、1〜2時間ほど勤務しています。大学が長期休暇の時は平日も出勤できるので、合わせて週に4日ほど勤務しています。また、SNSでの情報発信チームにも参加していて、私は主にInstagramを担当しています。SNSを見てくださったことをきっかけに、ご来店くださるお客様も多いので嬉しいです。
最近は約1か月間お仕事をお休みし、相談支援事業所や児童発達支援センター、グループホーム等に実習に行ってきました。職員の方に同行し、利用者さんのご自宅に伺ったり、研修に参加したりする際にOriHimeで連れて行ってもらったりもしました。毎日日誌を提出しなくてはならなくて、それが大変でした。利用者さんもOriHimeを初めて見た時はびっくりされる方もいらしたのですが、興味をもってくれてコミュニケーションのきっかけにもなりました。

──学業もお仕事もメリハリをつけて両立されているんですね！

趣味について

──ねねさんのSNSを拝見すると、とってもきれいなネイルやかわいい猫ちゃんが登場していますよね！余暇の過ごし方や趣味は何ですか？

ネイルは訪問看護師さんにやっていただきました。凄く得意な方で、胡粉ネイルというマニキュアを使用しています。刺激臭も無くて乾きやすく、爪に優しいマニキュアです。
猫ちゃんはサビ猫で名前は『ねお』です。お家にお迎えしてちょうど1年が経ちました。
普段は、iPadで絵を描いたり、母と一緒にレジンアクセサリー作りを楽しんでいます。

素敵なネイルと飼い猫の『ねお』ちゃん

将来の夢

──『社会福祉士』という夢に向かって頑張っているねねさんですが、具体的にどんなお仕事をしていきたいですか？プライベートでやってみたいことも教えてください！

まずは国家資格である社会福祉士を取得して、お子さんと関わるお仕事をしたいです。生身でももちろん、OriHimeも活用しながら勤務し、ソーシャルワーカーとしてのお仕事をしていきたいと思っています。
プライベートでは、海外旅行やパラグライダーをやってみたいです！ヨーロッパの建築が好きなので、イタリア・ヴェネツィアの美しい景色を見たいです！

ねねさん(左)と、同じくOriHimeパイロット仲間のMOONさん(右)実際にお会いし、一緒にお出かけしたときの写真。

あとがき

OriHimeパイロットのデビュー当時、最年少の高校2年生だったねねさんも現在は大学4年生に！『社会福祉士』の資格を取得し、OriHimeも活用しながらお子さんのサポートをしたいという素敵な夢をお持ちで、学業もOriHimeパイロットとしてのお仕事もしっかり両立されています。多趣味で、プライベートでもOriHimeを活用しており、ねねさんにとってOriHimeはまさに自身の分身であり生活に欠かせないものなのだと感じました。夢に向かって頑張るねねさんを応援しています！！！

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あなたもぜひ一度、OriHimeパイロットに会いに来ませんか？
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『分身ロボットカフェ DAWN ver.β』
［営業時間］
全日11:00-19:00
［定休日］
木曜日(祝日の場合は営業致します)
※臨時休業等最新情報は公式X(旧Twitter)をご確認ください。
[住所］
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町3-8­-3
日本橋ライフサイエンスビルディング3 1F
メール : dawn@orylab.com


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