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David Ishii
2021年11月28日 21:25
海音寺潮五郎 『蒙古来たる(上・下)』これは鎌倉時代の元寇のお話です。この作品が普通の(?)元寇の話と違うのは、異国のキャラクターや地誌がふんだんに登場するところです。元に滅ぼされたホラズム王国(現イラン)の王妃とその家臣団が日本に潜伏しているとか、ロマ(ジプシー)の旅芸人たちが京都や東海道でも活躍していたという設定です。また元の内情を探るために御家人たちが中国の寧波港に渡るシーンでは