「バフチン」 桑野隆
バフチンによれば、芸術家というものは、責任を持って生に対する外側からのアプローチを見出すことを課題としている。そうすることによって、芸術家および芸術一般は、世界に対するまったく新しい見方や、まったく新しい世界像をつくりだすという。
こうした〈外在性〉の重視は、〈余剰〉という特権をいかに行使するかという問題にもつながる。
・・・実際こうした〈余剰〉をわたしたちは日常どの程度意識しているものであろうか。
ここでいわれているのは、〈余剰〉が「愛」にもなれば「攻撃」にもなるということである。そうとなれば、この危険性をふせぐにはひたすら「対話能力」を高めるほかない。
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