利き手じゃない方が力む癖
脱力教室の斉藤です。
普段はあご周囲の筋緊張や、習癖について説明していることが多いのですが、今回は番外編として意外な部位について話したいと思います。
それは…タイトルにもあるように利き手じゃない方の手です!
緊張感を表現するときに「手に汗握る〜」と表現することがありますが、まさにそれです。
もちろん、利き手も筋緊張しがちなのですが例えば「ペーパー試験を受けている時」を想像してみてください。
文字を書いたりしているので、利き手は作業に集中します。当然ながら、意識に近い部分なので疲労感などで気付きを得ることが容易です。
一方で、反対の手に力みが入っていることが多くあります。こちらは意識からかけ離れたところにある筋緊張なのでなかなか気付きを得ることができません。
手のひらに爪の跡が残るほどでも気づかないことが多々あるわけです。
他のシーンで考えてみると「テニスでレシーブをする時」はどうでしょうか?過度な筋緊張は動きを邪魔させます。ラケットと反対の手とは言え、力んでいるのとそうでないのとではパフォーマンスに差が出るとは思いませんか?
この筋緊張は極端なこともあるし、ほんのわずかな場合もあります。
TCHコントロールなどで小さな筋緊張に気づけるようにしておくと気付きを得やすくなるでしょう。
または、利き手にリマインダー(マニキュア、ブレスレット、文房具など)で気付きやすい色のものをセットしておき、反対の手のことをリマインドでるようにしておくのもありです。
どうしても力が入ってしまう場合は、あごのリセットと同様に、グーパーしてから手のひらと指のストレッチをおこなうと力がぬきやすくなるでしょう。
ぜひ気をつけてみて下さい。感想など頂けたら嬉しいです。
R2/11/27