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- リスキリング vol.18 - あの娘にタッチ!


やるか逃げるか

学校の秋学期が始まっています。2年目です。前学期の戦略的リーダーシップCapstone という要するに経営の総合的なスキルが必要な授業で素晴らしい成績を取ったので、つまり他も基本はいけるでしょうと、ちょっと舐めています。自分の中では。なので、単位揃ってないけど修了の認定してよ〜って言いたい。

実際はファイナンスや意思決定モデルという、計算ものの苦手な科目が残っていて、それらから逃げたいだけなんすけどね。復習が大変で大変で。

2年目になったからって、頭が良くなった訳じゃないので、毎度淡々とやることをやるのは変わりません。毎日地味です。

話は飛びますが、私、通常面倒なことは早めに処理する傾向があります。例えば、食に大したこだわりはないんですが、嫌いなもの、苦手なものは最初に食べる癖があります。具体的にはトマト。サラダを食べてるところを見てると面白いと思います。無意識にトマトあるいはミニトマトだけ最初に攻めてますんで。食材はたぶんそれだけ。あ、あと牛乳は嫌いだから飲みません。小さい頃にしこたま飲んで、随分大きくなったからもういいだろうって思ってます。ただ、2つともそれしかなかったら、食べますし飲みます。鼻つまんで。

両方とも冷えてたり、味があったりすれば、何の問題もないんですけどね。

話を戻すと、学校の授業に関しては無意識にビビってたんでしょう。面倒そうだなって授業をまだ残してて、逃げるわけにはいかない、という状態なのです。

インスピレーション

さて、4セメスター目ともなると、顔見知りやグループワークの戦友もできたりして、再会が嬉しいもんです。夏休み何してた?トーク、とかね。自然と“情”も湧いてきます。

毎度最初の授業では軽い自己紹介がありますが、聞いてると学歴押しは多い。UKとかUSでMaster's degree取ったとか、PhD持ってるとか言ってさ。どんだけ金かけるんだよってのと、こんなとこ来る必要あるのかよって思いますが、それぞれ理由があるんでしょう。案の定私は学歴に圧倒されますけど、教授は学歴には食いつかない。キャリアに突っ込みます。世の中で何ができる人なのかに興味あるんすね。私も日本との仕事とかグリグリほじられました。

一方で、私は自己紹介ではとにかく"ウケ"を狙うことに徹します。だいたい笑いが取れるネタってのがひらめくものです。苦笑も含めてですが。。。

基礎編で大変な目に遭ったファイナンスの授業では、「僕らはみんな、先生の授業が大変だってことを知ってるから、一生懸命勉強するしかないと思っています」って言ったら爆笑。教授も「いやいや決して大変じゃないよ、私の教えることをしっかり理解すればGrade Bは取れるよ」って。そうすると他のクラスメイトが「BじゃなくてAくださいよ」ってもうひと笑い。しょうもない展開で、場は和みます。

クラスメイトの中には、授業冒頭のアイドリングで、なんか面白いネタを話せよって、振ってくる輩がいるのですが、即席は無理です。

ラブレター

これも毎度のグループプロジェクト。クラスメイトの目利き、ドラフト戦略です。この人とやったら面白そう、いい経験できるかなって人をあぶり出す。お初の人は自己紹介で、一緒の授業だったことがある人はプレゼンテーションの印象を思い出して。正直プレゼンを聞くと、どういうスキルの人か、かなりわかります。どういう人かわかれば、あとは自分が理想とするチームにどういう人がハマると良いか、妄想の世界ですが、イメージが大切です。

最初か2回目の授業でグループ分けが行われますが、授業中にピコンピコンとWhatsAppにメッセージが届きます。春学期、夏学期でのインパクトがあるようで、授業が一緒だった子たちから、一緒にやろうよって。ドラフトだと複数球団が競合する目玉ですよ。尤も今期は、”期待はずれの人”になる可能性があるんですが。知らんぞ、勝手に期待されても。

あの娘にタッチ

とある授業では、一本釣りしてきた子が、「あなたの後ろの席の女子2人はダメよ、全然作業しないから。こっちに入った方がいいわよ」って言ってきたり、また別の授業では、お断りのごめんなさいをしたところ、女子から「あっちに行くつもりなの?私が声かけてるのに、こっちにJoinしないってどういうことよ」って。こんなんが続くと心苦しいですが、基本は知らんがな、私には私の戦略があるんで。しかし、いや~、世の男性諸君、モテてモテて困っちゃうってこういうことですよ。(古い!そしてそこに愛情はないから意味が違うか。。)

授業が終わり、グループを相談するタイミングでチャンス到来、気になるあの子に一直線!狙いはリーダーシップの授業で、適切な判断をしたChinaの女性。こやつ見どころあるな!と思ったのと、今期からはChina勢とも絡んでいこうという私の指針もあって。インド系は、だいぶサンプルが貯まったのと、選ばないと単純におんぶにだっこな輩もいるし。

で、「僕と一緒にやらない?」・・・・「いいわよ」って。相思相愛かはわかりませんが、成立!!振り切れなかったインド勢ももれなく一緒ですが。。。もう!

女子に声かけて「ごめん」って言われるとやっぱりショックなので、「いいよ」と言われるとホッとします。

ロクデナシ

学校で勉強することは、仕事に必要な知識ってことで、どの授業もこりゃ役に立ちますねってのはあります。実務の目線があると、特にそう感じる瞬間があります。ただ、本当に経営で必要なことは、授業で習った手法で得た合理的な意思をどうやって組織で合意させられるか。その方法をもっと教えてくれよってのがロクデナシの主張です。手法を決めれば細かい計算はAIがやってくれる訳ですから。

それはつまり原始的な感情、例えば言ってることは正しいけど、俺に尻尾を振らないお前気に入らないからダメ、難癖付けてやんわり却下みたいな、バカげているけど実は重大なボトルネックになる障壁をどう乗り越えて納得してもらうか。正論だけで世の中は成り立たない訳ですから。

そんなことがあるので、何かと批判は多いですけど、派閥の論理とか政治的取りまとめ術から学べることは非常に多いと考えてます。深謀遠慮の例で、キングメーカーなんて素敵な立ち位置で、動かされる方からすると、聞くだけで腹立たしく感じますけど、組織を動かす最高の形の1つだったりします。

ということで、さあギアを入れて、出力をあげていこうと。今期もたくさん発見してやろうと、そういう話です。あ、そうそう、なんだかんだ言ってますけど、クラスでのフリートークは相変わらずワースト3、いや1か2かもしれない。下手っぴです。授業での"わかってますアピール"は単語メインですから。まあ中身をちゃんとわかってることが伝わりゃ、最悪それでいいでしょ、と思ってまして、安定の最低ラインです。イイ感じのところもあれば、イケてないところもある。全てがウマくいくなんてことはないんです。

セメスターが終わるのは12月。少々長いですが、足元と先の目標と、交互に見ながらです。

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