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- おじさんの追憶 vol.16- 1999年 ドンファンと僕
さよならドイツ
2000年1月。1999年7月から始まったヨーロッパの旅もいよいよ日本に帰国するタイミングです。最後、ブンデスリーガの室内サッカーを観ました。冬は気候の関係でリーグが中断されるので、その補完的なイベントだったかな。今もやってるのかしら。
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ドンファンを訪ねて
そして、帰国です。当時大好きだったエアラインは大韓航空。なぜって、まず割安。そして冬のヨーロッパ便は空いていることが多かったので。エコノミー席を4つ使って簡易ビジネスクラス仕様にしたり。あとは機内食のビビンバとチューブ入りのコチュジャン。好きでした。大韓航空と言えば、これです。
で、フランクフルト→ソウルを経由して成田なのですが、旅で出会ったドンファンに会いに、ソウルでストップオーバーしました。彼とはトルコで出会って、ドイツでも再会して、妙な縁があって、別れる時に帰りに寄れよ、って言われて。ホントに行くよって言ったら、来いよって。
せっかくの機会なので、韓国をブラブラしてから帰国したのです。
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2度目のソウル
この時、私にとってソウルは2度目の訪問だったのですが、どこでなにをやったか、写真を頼りに思い出します。当時の日記はフランクフルト空港に行く前日で、感動のフィナーレを迎えてまして、韓国のことは一切記載なし。
ちなみに、仁川空港はまだ開港前でしたので、到着したのは金浦空港。私はその後の人生でも仁川って利用したことがないので、韓国の空港と言えば、金浦です。
ソウル到着後、ドンファンとその友人にがっつり面倒を見てもらったことは確かです。
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韓国の大学生、今はどえらく学歴ガチガチって話は聞きますが、昔も同じだったんですかね。しかし今回見返して驚いたのは、ドンファンの友人の下宿先です。この写真はソウルです。約25年前の。中には床暖房、いわゆる"オンドル"がありましたね。今はもうこんなのないのではと思います。
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ソウル市内の観光名所としては、景福宮には行きました。朝鮮王朝時代の王宮です。
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あとは、明洞。ソウルイチの繁華街ですね。日本だと、銀座?歌舞伎町?こういう雰囲気の繁華街って日本にもありましたよね。
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古都・慶州と早朝銭湯
慶州は新羅時代の史跡がいくつもある古都です。ソウルから夜行バスで行きました。ここは私の希望で行ったんですが、ドンファンも付いて来てくれて。ありがたかったです。なんでここにわざわざ行ったのか、それは最初の韓国訪問、つまり高校生の時の修学旅行で行ったって話で、もう1回行ってみたということです。朝、バスで着いて、銭湯に行きましてね。この後に知る、いわゆるチルジルバンではなく、フツーの銭湯でした。ドンファンを通じて、韓国の庶民の生活を知ることができました。
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やっぱソジュでしょう
夜は彼の友人達も集まって宴があったのですが、みんな学生なんで、居酒屋?食堂?庶民的なお店でした。なじみの店みたいなところ。韓国での食事を思い返すと、必ず韓国焼酎を思い出します。チャミスルジュセヨ、ですよ。あるいは眞露。ちっちゃいグラスでくいくい飲みます。あと、飲めよ飲めよって勧めてくるのが好きですよね、彼ら。いい思い出です。ドンファンは今でもつながってますけど、他の2人も元気にやってるんですかね。
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帰りました!
ストップオーバーを満喫して、帰国、でそれが大学4年の1月。息つく暇なく、とは言え当時としては出遅れた形ですが、就職活動でした。
この時の旅が今につながっているのか、いないのかはわかりませんが、ひとつ言えることは、この旅がなければ、今ここに自分は存在しないってことです。それとすっかり忘れていた記憶を思い出せたのは、素直に楽しかったです。日記なんかも読んでて、総じて思うのは・・・今とそんなに変わってない(泣)もう!なんだったんだ、私の四半世紀!
最後に、いろいろ撮った写真の中で、テーマに紐づけられなかったものがまだあるので、未公開編として、編集したいと思います。
■ ミュンヘン大学 サマーコース : Released
■ ミュンヘンでの生活とFCバイエルン: Released
■ イタリア・ミラノのパニーニ: Released
■ ポルトガル・スペイン: 夕暮れの宮殿と地の果て: Released
■ 北欧 デンマーク、ノルウェー: 自分史上最北での出来事: Released
■ クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ: 私が見た戦争: Released
■ ドイツ いろいろな街: Released
■ お待ちかねの英国: Released
■ ポーランドとウォッカ: Released
■ 日記で振り返る旧東欧3ヶ国: Released
■ トルコの大地とおいでイスタンブール♪♪: Released
■ ”スルー”では済まされないフランス: Released
■ ドンファンと僕: Released
■ ヨーロッパ旅: 未公開編
To Be Continued