【感想文】ゼロ秒思考 行動編(赤羽雄二)
ページ数:177ページ 2016年著
著者プロフィールは以下の通りです。
【なぜこの本を読もうと思ったのか?(自分の弱みや足りない点)】
・前作「0秒思考」を読んで著者の考えが気に入ったから
・頭が整理されても、肝心の行動に結びつかない事をなくしたい
【なぜそう思ったのか?】
考えなしに行動(している様に見える)する人は成功している様に思える。
しかし熟考したい気持ちもある。
実際の所はどうなのか本音を知りたい。
1,438文字/1,440文字
【❶結論】
【知れば怖くない。知らないから恐怖が無駄に大きくなる】
前書「速さは全てを解決する「ゼロ秒思考」の仕事術」にて、
私に一番刺さったのはコミュニケーションミスをなくす具体的方法だった。
つまり私が最も懸念していたのは
技術的な事よりも、心理的な面であり、
その心理的ブロックが邪魔をして
意思決定が遅れていた事がわかった。
心理的ブロックの原因がわかり➤即実行に移す方法。
これが1番知りたかった事だ。
今回の本では「はじめに」にて
本書の発刊に至る背景が書かれているが、
まさに私と同じく、みんな同じ所で躓いているらしい。
長期的に成功している人は、
頭の中で高速で多くの選択肢から最善策をひねり出し、
最速で決断➤行動に移している事がわかった。
凡人から見て猪突猛進に見えるのはこの為だ。
決して才能などではなく、
後天的に努力量で身に着ける事ができるので、
習慣にした人から更に素晴らしい人生を
手に入れる事ができると確信した。
【❷要約】
本書は、著者がマッキンゼーで14年間培った実務経験を基に、
「即断即決・即実行を妨げる本質は
漠然とした不安だ」と指摘した本である。
本書の狙いは
「余計なためらい、逡巡、迷いなどの心理的ブロックで決断できない原因をなくす」事にある。
その為に心のもやもやを如何にして可視化し打ち消していくか、
具体的方法を展開して解決させるのが本書の肝である。
本書の全体の流れは以下の通り。
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①そもそも心のもやもやと不安の原因はどこから来るのか?
↓
②全体観の欠如から漠然とした不安がくる
↓
③全体観の把握にはオプションとフレームワークを使う
↓
④オプションで重要な事は全体網羅➤適切な評価
↓
⑤抽象化と具体化を繰り返していく事で、より精度の高い全体観が生まれる
↓
⑥即断即決・即実行ができる
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③、④の大まかな流れは下記の6ステップである。
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1.解決したいテーマを決める。
例:年末年始の家族の過ごし方
2.項目を網羅する。
例:家で過ごす、実家で過ごす、ホテルで過ごす
3.項目を評価する項目を4~5個決める
例:親孝行度、費用の小ささ、楽しさ、目新しさ、
勉強になる、子供の受験勉強の邪魔にならないなど
4.その評価項目で本当に良いかチーム単位の場合は全員から合意を得る
5.評価項目にチームでディスカッションしながら点数をつける
例:◎・・・4点 〇・・・2点 ▲・・・1点 ×・・・0点
6.合計点数を鑑みた上でどの行動を取るかを決定する。
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個人でも、チームでも同じ方法を取る。
このサイクルを普段から実践する事でPDCAが高速化し、
即断即決・即実行のサイクルが加速し、
心理的ブロックも自然解消する流れとなる。
【❸仮説】
【視座を高くすると今抱えている問題は小さくなる】
本書でも社長が自分の仕事をするならどうするか、考え続けるとある。
全体観の視座を最も持つべき存在が社長である。
情報格差があろうが、まだ社長ではなかろうが、
社長の視点でやる。すると業務の優先順位が変わってくる。
「そこまではしなくても良いのではないか」
「面倒くさいからやめておこう」
確かに一見すると面倒くさそうに見える。
わざわざ責任を自ら負うのも煩わしい。
私も含めて、人間の脳は本能的に自分を守る様にできている。
しかし悲しいかな自衛の選択を取ると、
結果的にどんどん自分を守れない環境に自ら追い込んでしまう。
多くの人が実行しないからこそ、
実行した瞬間から頭一つ抜ける事が簡単にできる。
やるか、やらないか。
行動を興す時ではないだろうか。
さぁ、メモ用紙とペンを用意しよう。
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