【感想文】0秒思考(赤羽雄二)ページ数
【なぜこの本を読もうと思ったのか?(自分の弱みや足りない点)】
自分がよくやってしまいがちな4つを解消したいと思った。
①頭だけでひたすら考えてしまう事
②思考に時間を多大にかける事
(それでいて大した案が出てこない)
③さっさと行動に移したいが、なかなかフッ軽になれない事
④自分の考えもまとまっていないまま信頼のおける人に相談してしまい、
他人に依存してしまい自分は思考停止、
他人の貴重な時間を奪っている自分に嫌悪感を覚える事
【0秒思考を読んで欲しい人】
一度にあれもこれも伝えて本人は伝えたつもりになっている人
(本人はうまく伝えたと思いこんでいる)
1,672文字/1,440文字(ちょっとオーバーした・・・)
【❶結論】
【‘’思考のゴミ‘’が頭と言う部屋に溜まる】
~「堂々巡り」がアカン理由~
「部屋の乱れは心の乱れ」と言う様に、
「頭」と言う部屋を整理整頓する必要を改めて感じた。
その方法が体系立てて学べるのが大きい本であり、
実際に、今回の転職活動において最も多用したのが
本書の「メモ書き」だった。
最初は疑心暗鬼だったが、
やってみると驚くべき効果が沢山あった。
思考の整理には順番があると今回メモ書きでハッキリわかり、
以下の3ステップになると思う。
①アウトプット(‘’部屋‘’から何も気にせず一旦出す)
↓
②分類(整理)
↓
③深掘り(整頓)
自分の意見に自信が持てない人(私)の特徴は、
一言で言うと「軽い」。
思考の浅い段階で結論を出している為、
・すぐブレる
・論破される
・他の意見が正しく見えてしまう
と言う状態になりやすい
頭の中で思考整理できるベース力がまだ弱い私にとって、
この3ステップはとても理にかなっていた。
【❷要約】
本書はこれまでの日本の小学校~大学までの
教育課程においてほとんど行われてこなかった、
・深く考える訓練
・真剣に・本当に考える訓練
について、個人技(属人的)とされがちな
・素早く深く考える方法
・心を穏やかに保ち、気持ちを整理しつつ、
頭を最高速で回転させる方法論
A4一枚に1分で高速にメモ書きする事で
思考を整理する事を推奨している本である。
著者の主張として、
「ウェイトトレーニングと同じで、
鍛えれば鍛えるほど力がつく。
決して先天的ではなく、後天的に身につくもの」とされる。
1ページ1分という時間的制約条件の中で、
頭に思いついた事をそのまま素直に、
一気に書き上げる事で思考が整理される。
これを一日10ページ。
「自分はどんな時に怒鳴ってしまうのか?」など、
①書きたい事にタイトルを決め、
②一行20文字~30文字を4行~6行。
③これを3週間~1か月も続けていく
続ける事で、
メモに書くよりも早く言葉が明確に浮かんでくる。
10ページというと多く感じるが、
実際は1分程度で1ページ書き上げるので、
時間にして10分である。
書き終えた頃には気持ちが整理され、
自分を客観視できるようになり、
意思決定に迷いが生まれなくなるため、
改善へのアクションプランが導き出され、
行動に移せるようになる。
【❸仮説】
【0秒思考は思考を深化させる絶大なツール】
「why」がメモ書きをする事で自動的に階層深化できる
例えば、「転職で最も大切にする軸は何か?」とタイトルを書き、
①意思決定力
②精神的依存体質からの脱却
・
・
・
と書いていく。
次に、①をそのまま次のメモのタイトルにする。
「なぜ意思決定力が必要なのか?」
これに対してまた4つほど理由を書き出していく。
以下、手順を限界までループさせる。
そうすると、
自動的にロジックツリーが出来上がっている事に気づく。
自分の奥底にあるニーズを引き出す(言語化する)事に成功する。
細谷功さん著「地頭力を鍛える」でも学んだことだが、
悩んでいる人の多くは小手先のハウツー本を手に取ってしまいやすい。
しかし、その現象に陥ってしまう問題の根源は
「ベースの思考の深さや抽象化能力の低さ」にある様に思う。
単発単発の技術を習得するのでなく、
思考の連続性を持てば、
そもそもモグラたたきの問題は起きない。
今忙しい状態に陥っている人の思考からすれば
一見遠回りに見えるようだが、
実はこれが最短ルートである事に後々になって気づく。
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