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メンタルコントロール
あらゆるシーンでストレスを溜めないコツ
Scene1.仕事や任され事を上手くできなかったときに深くor長く落ち込む
まず、何かを始める前に2点確認。
・失敗は事前に気を付けても起こる
・確率は変わるが、「誰」がやっても失敗は起こる
「自分」が失敗したら嫌ですよね。
でも、同じことを友達がやって失敗したらどう思いますか?
「やるのが私じゃなくてよかった」や「どんまい」など色々な感じ方があると思いますが、基本的に自分は深く落ち込まないですよね。
誰がやっても失敗はするものです。なので、自分が失敗しても他人のときと同じように深く気にする必要はないのです。
次に、その作業に取り組むための気持ちについてポイントです。
仕事に対する取り組みは、「成果を出す」ために行動するのは当然ですが、仕事に対する考え方は、「結果を出すぞ!」というよりも「自分はどこまでやれるか頑張ってみよう!」と意気込んでください。
前者と後者について、成功したときと失敗した時の気持ちを並べてみると以下のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1676527343621-2QCM4KaO8R.png?width=1200)
仮に「結果を出すぞ」という意気込みで失敗した際に、「なるほど、自分の実力はここまでだったのか(次に活かそう)」と考えられるそこのアナタ。この記事を読む必要のない「強い人」です。
私がここで伝えたかったのは「スタート時の意気込みや気持ち次第で結果に対するメンタルが変わる」ということです。
何かに挑戦する前に、上記のような気持ちの整理をオススメいたします。
Scene2.友達や家族、仕事仲間にイライラしてしまう。
大きな原因は2つあります。
1つ目は、何かと比べて、期待しすぎているからです。
自分は優しくしているのに、相手からは何もしてくれないことってありますよね。世の中には自分と違う人がたくさんいます。あなたが「普通」、「当たり前」と思っている事が普通ではない人も沢山いるのです。あるいは本当に能力が低くてつたない人もいるでしょう。イライラしてしまうのは、自分の基準や価値観を相手に当てはめてしまっているからかもしれません。イメージとの相違が出れば出るほど「何でだ」と感じ、ストレスが溜まってしまうのです。そうしないためには、まず自分の基準ではなく、相手の基準を知る必要があります。もし、人付き合いとしてその人と積極的に関わる必要があるとか、好意的になりたいと願うのであれば、まず落ち着いて相手の考え方や能力を知るようにしてください。
2つ目は、自分の評価を気にしすぎている可能性です。
例えば、あなたが漫画「スラムダンク」が大好きだとします。SNSや会話のなかで他人が「スラムダンクは面白くない」という会話を聞いたときに少しイラっとしたりがっかりするのは、あなたが好きなものを否定されたからですよね。これは当然の反応だと思います。ですが、このとき食って掛かってしまったり、ムカムカやモヤモヤが続いてしまうような場合は、他人からの評価を気にしすぎているケースがあります。
自分と好きなものを相手が嫌いだ→自分を否定されたと感じる→結果、ストレスで落ち込んだり、で怒ったりするのです。この話については好きなものだけに限ったことではありません。
例えば、サッカー仲間3人で会話していたとして、AさんがBさんに「Bさんはサッカーがほんとに上手だよね」と褒めたときに、Cさんが不機嫌になったり落ち込んだりすることがあります。…なぜAさんとBさんの会話でCさんが不機嫌になる必要があるのか?と思うかもしれませんが、Cさんからすると、Bさんだけ褒められる=私は褒められていない=私は下手だと思われている、となっているのです。「あなた」は嫌わてれいるわけではないし、下手だとも言われてないので気にする必要はありません。この問題を言い換えると、「過剰な思い込み」なのです。
あなたはあなたです。
そして、他人は他人のあるべき姿があります。
他人と自分の好き嫌いに差がある場合は、それがあなたの個性になります。
個性は他人と比べるものでも、比べられるものでもありません。
もし仮に誰かと比較してしまうようなことがあれば、自分が本当にそうなりたい(超えたい)のか、もしくは、そうなりたくないのかを一呼吸して考えてみてください。もし本気で誰かを超えたいのなら、悲観している暇はありません。「くやしさ」に変えて、今後、必要なだけ努力し、必要なだけアピールしてください。必ず評価されるときが来ます。
もし他人の評価や発言が気になる場合は、「自分はどうかな?」と思い切って聞いてみてください。そして、どんな内容だった場合でも相手の発言をしっかり聞いて、それを一つの評価だと捉えてください。自分の評価を気にしているからこそ、相手からの意見ほど貴重な情報はありません。評価されたいのであれば、自分以外の誰かが必要ですからね。
Scene3.悪意がぶつけられたときは
さて、これまでメンタルコントロールについて書いてきましたが、基本的には「自分自身」に対する考え方のお話をしてきました。
どれも重要な話なのですが、もっと重要な事をお伝えしておきます。
落ち込み悩みがちな人は意外と気が付いていないことです。
それは、「相手も意外とメンタルコントロールできていない」ことです。
世の中には人間が山のように生活していますが、あなたが思っている以上にメンタルコントロールができていない人はたくさんいます。
あなたの兄弟や両親、先生や上司も例外ではありません。
怒り、嫉妬心、不安などに煽られて「意図して」他人を傷つけようとすることもあります。「そんなにひどい事言わなくていいじゃん!」と思うのも当然です。なぜならその時はあなたを傷つけようとしているからで、他人を思いやる余裕がない状態なのです。他者との繋がりがあるなら、そういった故意の投石は必ずあります。ここでまに受けたり反撃したりすると余計ダメージを受けてしまうので、あなたはそれを見抜き、防御・回避しなくてはいけません。では、どうしたらよいでしょうか?
良くない対応としては、「応対してしまう」ことです。
一度そうしてしまうと、「この人はぶつけてもいい人なんだ」と思われてストレスのはけ口にされてしまいます。
最もよいのは、話の脈絡を切って「あ、ごめん〇〇行ってくる」とか、無言で別の場所に行って物理的な距離と時間を置くことです。
その場の時間をかけずに、すぐに行動しましょう。
もし、こういった人の中にあなたが大切に思っている人が居るとき、
その人の愚痴やストレスをある程度受けたいと思う優しさは大事なことだと思います。しかし、それであなたがダメになってしまうようであれば意味がありません。心身が健康であること以上に大切なことはないのです。
Scene4.誰かのため
家族や友人、他人も含めて世の中にはたくさんの人々が暮らしています。その中で自分以外の人と全く関わらずに生活することは非常に難しいでしょう。
そんな生活の中で心にダメージを負いやすい人の特徴としては、「誰かのために努力する」傾向にあります。親や子供のために仕事を頑張るだとか、友人や恋人に気に入られたくて容姿を頑張るとか、そんな誰かのための努力が実らないとき、つらいですよね。誰かのための努力が自分のがんばりの推進力になっている人だったり、見返りがないときのストレスが許容できる方は問題ないのですが、そうでない人は相手からのリアクションが想像していないものだったりするとダメージを負ってしまいます。だからといって、責任感が強かったり喪失感が怖い人は誰かのための行為を辞めるという選択肢が取りにくいものです。そんな人でどうしても「逃げる」選択肢が取れないとき・誰かのために何かを「しなくてはならない」状況になってしまったとしたら、どうしたらいいのでしょうか?
大前提ですが、他人のために努力することは悪い事では全くありません。
正しいです。まずこれを念頭に置いてください。
そんなときは、考え方のベクトルを変えてみましょう。
「親や子供のために仕事を頑張る」を…
「自分のキャリアアップや生活のために仕事を頑張る」にします。
いかがでしょうか。どちらも目的は違いますが、結果は同じです。
ただし、後者では親や子供からの労いなどの見返りが無くても、目的は自分のためにあるので全然気になりません。自分のためだと思ってしまえば、「自分はこれだけ努力しているのに」と考える必要が無いのです。ちゃんと副次的には誰かのためになっていますので、同じ事です。自分がやっているがんばりの先に、自分にとって力になる部分を探してそれを目的にしてみてください。
おわりに
いかがだったでしようか。
人間、どうしても譲れない部分や、変えられない部分があると思います。
そういった部分でどうしてもストレスが出てしまい、悩む人は沢山いるはずです。やろうとしていることが変えられないなら、そこに至るまでの考え方や取り組み方を変えると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
その助けになれたら幸いです。