東京都心・ビル街に囲まれた庶民のオアシス、もんじゃの街・月島をプロデュースする!~コンペ観光チームの取り組み~【後編】
後半スタート!
こんにちは!
DA アナリスト5G所属の竹蓋と申します。
この記事は、私が所属する ビジュアルアナリティクスラボ内 > コンペ・PJチャレンジ部門 > 観光チーム から、8/25 (日) に行ったフィールドワークの模様と、それまでの道のりをまとめたものの後編です。
フィールドワーク当日の様子から、その後のデータ精査までをまとめました。
まだ前編を読まれていない方はコチラからぜひお読みください!
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
▼私の作成したVizはコチラ
https://public.tableau.com/app/profile/misaki.takefuta/vizzes
ビジュアルアナリティクスラボや部門についての詳細は以下のリンクへ
道のり③フィールドワーク
まずは準備
フィールドワーク前日までに、今回の調査対象であるもんじゃストリート周辺8ブロックの詳細の地図の用意、調査した店舗を入力するためのGoogleフォームの作成を行いました。
地図はまずエリアにある建物すべてに数字を割り振ったものを用意します。
(そうする理由は後述)
やり方としては、以下の通りです。
①国土地理院の「国土基盤情報サイト」から、該当エリアの基盤地図情報をDL
②QGISにインプットし、以下の工程を行う
③調査対象エリアのみに絞り込み
④住宅地図と照らし合わせて、変更があった地物を編集
⑤一意のインデックス値を振り分け
⑥作業が完了したら、Geojsonファイルとして出力
そうしたものをTableau内で可視化し、建物1軒1軒が見えるレベルの縮尺で印刷しました。
Googleフォームを用意するのは、当日のデータ収集とそれ以降のデータの扱いを容易にするためです。
これにより、「あらかじめ収集したい項目設定が簡単・かつ入力の仕方も楽」「収集したデータをスプレッドシートで一元管理できる」「上で用意した地図の建物番号と対応した番号をフォームに入力してデータを飛ばせば、どの建物にどの店舗が入っているかの紐づけが非常に簡単」になります。
(エリアにあるすべての建物に番号を振り、なおかつ建物の大きさがわかるレベルの縮尺で印刷したのもこの作業をスムーズに行うためです)
8/25(日) 決行!
当日は晴れ時々曇りの最高気温32度の中、13時30分に振興協同組合前に集合。当日の参加メンバーは5名(ラボメンバー3名、有志でご参加いただいた方2名)。
まずは西仲通り沿いにあるカフェで、本日の流れを確認しました。
まずは作業効率を上げるため2~3人1組になり、そこから地図を見て建物番号を伝える人(以下、地図係)と、言われた建物番号の店舗を入力フォームに沿って入力する人(以下、入力係)の2つの役割に分かれました。
やり方としては、まずは飲食店を探し、見つかったら、地図係が地図を見て建物番号を伝えます。入力係は言われた建物番号で店舗の情報を入力&撮影をしていきます。その際、開店前や店休日などで店名などわからない場合は調べてできるだけその場で入力していきました。それ以降はこのくりかえしで、入力要員が入力している間に地図係が次の店舗を探す…という形で進めました。
(1人でもできますが、地図を見るのと入力するのを同時に行うのはかなり効率が悪いため、非推奨)
今回収集した項目は
店舗名
所在階数
飲食店カテゴリ
生ビールの銘柄と1杯あたりの価格
取り扱っている酒類
外国語対応しているかどうか
の6項目です。
これらの項目は、①フィールドワークから取得できると思われる ②その後のViz化で必要になる の2条件を満たすものを事前に話し合いでピックアップしました。
フィールドワーク中にわからない情報は「不明」としてひとまず登録し、すべての飲食店の情報を取得することを目標にしました。
そして14時30分頃、いよいよスタート!
私は入力係として参加しました。チームメイトから建物番号を聞き、その内容をひたすら入力を繰り返し、入力が完了したら先を行く地図係を追いかけるの繰り返しは本当に疲れました。笑
以下は私が収集を担当した店舗の一例です。
データ収集中、班員が次々地元の方に話しかけられる珍事が発生!w
ストリート沿いをにて店舗とにらめっこしていたところに「本当においしいもんじゃは路地裏にあるからそっち探してみな!」
まだ開店前でシャッターが閉まっているお店の前で立ち止まり、お店の情報を調べていると「まだ開店前よ…?」
などなど、、
おそらくスマホ片手にうろうろする姿は怪しかったでしょうに(実際に路地のお店を収集しているときは怪訝な目で見られながら会釈されましたw)、月島の皆様の心の温かさを感じました。笑
そんなこんなでほぼノンストップで延々と飲食店をさがし、建物番号を確認し、入力することを繰り返した結果、、
17時30分頃に8ブロックすべてのデータ収集が完了しました。
取得できた飲食店データは全223軒!
疲れた。本当に疲れた。お疲れさまでした。笑
そして有志でご参加いただいた2名に最大級の感謝を。本当にありがとうございました!!
ただ、ここで終わりではありません。
収集したデータは正しいのか?
取りこぼしはないか? 間違いはないか?
これらを確認をしつつ、不明で登録したデータについてもインターネット上で調べる必要があります。
その後のデータ精査
データの精査の段階では、前述した内容通り、「入力内容に誤りや不足がないか」に加えて「店舗名は正しいか(複数店舗を持つ飲食店の場合、○○店などの情報も追加していきます)」など、当日は分からなかったデータの補完をしていきます。
また、フィールドワーク中にはなかなかわからない「店休日」「営業時間」「ランチの有無」など、webから拾えるデータとの結合も行いました。
これにより、オープンデータとして公開可能な「月島駅周辺の飲食店一覧」のデータが完成しました。
データを見た所感としては以下の通りです。
意外ともんじゃ屋さんが少ない。数ある飲食店のうち4割ほど。いや、それでも十分多いのですが、なんというか、他のカテゴリの飲食店が結構あるな!という印象を受けました。というか月島エリア飲食店がめっちゃ多い!!
路地にも飲食店は多いが、1本裏に入ると民家が本当に多い。そんな中にも古民家風なお店もあってステキ。散策するのがワクワクするエリア。
月島エリア内に複数店舗を構えるもんじゃ屋さんが想像以上に多い! 店名と住所の照合にとても苦労しました笑。同じ店舗間でもメニューやサービスが異なる店舗もあるようで、全部行って比べてみたいな~という気持ちが出てきます。
コチラ暫定版ですが、8/25に取得したデータをVizにまとめました。
https://public.tableau.com/app/profile/haruna.matsumoto/viz/826_17246757021950/main
ご興味があれば見てみてください!
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
今回のフィールドワークは、気になるお店やぜひ行きたいお店がたくさん見つかるなど、疲れつつもとても楽しく行うことができました。
どのお店に行こう? 他にはどんなお店があるんだろう? という、月島エリアを訪れた方のワクワク感を伝えられるようなVizを作成できればと思っています。
(個人的に気になるお店もこの場でご紹介しようと思いましたが、長くなりそうなのでそれはまた追々。笑)
フィールドワークで収集させていただいた店舗に感謝しつつ、皆さんが月島エリアに訪れる際に使いやすいVizになるよう、誠意をもって取り組んでまいります。完成後展開予定です。
お楽しみに!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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