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オープンデータバトル、最終決戦!~JTUG総会参加レポート~


はじめに

我々ビジュアルアナリティクスラボは、「データ可視化」を武器にデータ活用を民主化し、様々な社会課題解決に貢献していくことをミッションに2024年4月に発足しました。
その活動の一環で、このたびJTUG主催(日本Tableauユーザーグループ)のオープンデータバトルにチャレンジしました。対象地域は、弊社オフィスのある月島・晴海地区。ここに存在する様々な地域課題をテーマに、3チームに分かれて半年間活動してきました。最終的に、月島の飲食店から地域の魅力をプロデュースする「飲食店チーム(観光チーム)」と、高潮による災害リスクの可視化を目的とした「災害チーム」の2チームがファイナリストとして選出され、JTUG総会2024の大舞台で決戦プレゼンに臨みました。

エントリー作品をご紹介!

しあわせ信州

オープンデータバトル公式HPより

日本一長寿な県として有名な長野県、その長寿の秘密を膨大なデータから紐解いてゆきます!圧巻のVizです!

月島・晴海_災害チーム

オープンデータバトル公式HPより

四方を海に囲まれた月島・晴海の災害リスクを、3Dマップで可視化することを目指しました!

月島・晴海_飲食店チーム

オープンデータバトル公式HPより

オープンデータと足で稼いだデータを組み合わせて、飲食店から地域の魅力を発信します!

Team NIKKO

オープンデータバトル公式HPより

徳川家光ゆかりの「日光」。その「日光」にまつわる物語を3本の道で描き出します!

緊張の決勝プレゼン

折衝の場所は、大手町セールスフォースタワー。総会メインフロアでの登壇です。
1チーム5分の制限時間で、最大限に地域の魅力をアピールすることがミッションです。
当日、前のセッションが盛況すぎたせいか、大幅に時間が押していて、なんと開会直前での現地入り。
運営も登壇者も緊張の面持ち。事前準備ほぼ0な状態でのスタートとなりました。

登壇風景(災害チーム)

写真提供:JTUG

発表順は、災害チーム→Team NIKKO→飲食店チーム→しあわせ信州。
災害チームリーダーの秋山さんがトップバッターを決めてくれました。
また、秋山さんは私が諸事情でサボった当日朝の事前リハにも真面目に参加してくださいました。お陰で色々助かりました。

登壇風景(飲食店チーム)

写真提供:JTUG

飲食店チームは、順番としては三番手。
前2チームの発表を聞いて、おおよその流れが理解でき、同時に心の準備もできました。
それでも全員の前に立つと緊張するものです。手汗がびっしりで持っていたメモがふやけてました。

バトルの結果は。。。

残念ながら2チームとも最優秀賞にはあと一歩で届かず。
しかし、それぞれ素敵な賞を頂きました。

災害チームの賞状

写真提供:秋山さん

災害チームはインテグレーション賞をもらいました!

貴チームは、オープンデータバトルにおいて、多様なデータやツールを巧みに活用し、それらを統合して目的の災害対策Vizを作り上げました。その探求心と統合力は、データ活用の可能性を広げ、多くの示唆を与えるものでした。ここにその栄誉を称え、インテグレーション賞を贈呈いたします。

表彰状より

審査員のShuntaさんの講評(執筆者まとめ)
「Tableauが苦手とする3D空間表現をkeplerを活用することで実現してくれた、それがシンプルにすごい。また、想定浸水高に応じて、浸水面積の拡大の様子や、利用可能な避難所数とその収容可能人数がどう変わるのかを表現して情報の解像度が上がったばかりではなく、それらの被害がなぜ起こるのかを、土地の歴史から描き出してくれた。そりゃ海の上に浮かぶ島ならば、水害と共生していくしかないよね、と」

飲食店チーム(観光チーム)の賞状

写真:松本

貴チームは、オープンデータバトルにおいて、既存のデータにとどまらず、自ら足で稼いだデータを用い、Tableauの新たな可能性を切り拓きました。その挑戦的な手法と創造性、チームワークは、データ活用の新たな道を示した功績として高く評価されます。ここにその栄誉を称え、データフロンティア賞を贈呈いたします。

表彰状より

審査員のShuntaさんの講評(執筆者まとめ)
「このようなイベントでは、たいていが説明型のダッシュボードを提出してくるところを、あえて探索型で提案し、見る人が興味を引かれるであろうテーマを設定して、自由にVizを探索できる仕様にしたことがチャレンジングで良い!さらに、オープンデータの不備を自分たちの足で稼いだデータで補ったばかりではなく、その自作データを新しいオープンデータとして世の中に提供したこと。その精神は、ぜひ自治体にも見習ってもらいたい笑」

運営の木下さんから賞状授与

写真提供:JTUG

賞状は、まさかの木下さんからの手渡しでした笑。
ファイナリストと運営。同僚どうしが立場を異にしつつ同一空間にいるという不思議な絵が撮れました。

写真提供:JTUG

本コンペは、BIツールであるTableauのコアなファンが有志で結成したユーザー会が主催する、コミュニティイベント。
会場中がTableau一色で染まっています。運営も登壇も聴講も、参加者の大半が何かしらのTableauユーザグループメンバーなり、セールスフォースの関係者です。そんな状況だったので、災害チームの秋山さんがおそらく一番アウェイな立場からのご参加だったと思いますが、最後にはすっかり馴染んでおりました。(心なしかピンクのTシャツも馴染んでいる気がしております)

TableauコミュニティLT会(地図Tableauユーザ会)

写真提供:JTUG

バトルは終わりましたが、まだまだイベントは続きます。
執筆者の松本は、自身が運営する社外コミュニティ「地図Tableauユーザ会」幹事として、ユーザー会の紹介のためLT会に登壇。
地図の楽しさ、Tableauと地図を組み合わせると難しい空間データを難なく扱えるようになること、そして足でデータを生み出す醍醐味。短い時間ではありましたが、語り尽くしてきました。
BIツールで地図をつかうならTableau一択ですね!

地図Tableauユーザー会は、現在新規メンバー募集中です。
地図とTableauにご興味あるという方、ユーザー会幹事の松本(@PigeonWing456)までお気軽に問い合わせください!

懇親会

すべてのセッションが終了した後、オハナフロアで表彰式と懇親会が開催!
中央に日本庭園?がある素敵なフロアで、都心の夜景にぐるっと囲まれて、おいしいお料理が並びました。

お料理の写真。傍らの行燈もおしゃれ。

写真提供:秋山さん

こちらもお料理の写真。

写真提供:秋山さん

全体的に一口サイズの軽食がメインでしたが、とにかく種類がたくさんあって、どれを食べようか迷いました。
勤務先も違えば、住んでいる場所も違う、普段顔を合わせることのないTableauユーザーとリアルでお話しできる年に一度の大チャンス!なじみの顔に再開すれば、新しい顔にも出会う。とにかく怒涛の名刺交換と挨拶ラッシュで、あっという間の2時間、ほとんど飲み食いできなかったのが少々心残りでしたが笑。

オープンデータバトル運営でもあり、JTUGの中の人として色々お世話になった永瀬さんとの記念撮影。

写真提供:JTUG

Tのポーズ(Tableauユーザーグループの人が写真撮影するときのきめポーズ)も、だいぶ板についてきました。

私がTableauのユーザーグループに関わるようになったのが、2023年8月。DATA Saber-Bridge 2ndの師匠キックオフだったので、早いもので1年半の年月が流れようとしているのですが、Bridge 2ndに同じく師匠としてご参加されていた永瀬さんにお声がけいただいたのが縁で、2024年1月地図Tableauユーザー会が発足しました。並行してBridge 2ndにApprenticeとして参加した木下さんが、今度はJTUGのサポーターズとなって今回のバトルを裏で支えてくれました。人と人の縁が結ばれて、色々なコミュニティとして形成発展していく様子を、自身もその一部となって体験できたのはとても素敵な体験だなと思います。

最後にとっておきの笑顔を!

写真提供:JTUG

登壇者よりも、審査員よりも、誰よりも目立っていた木下さんです。

今回、データと可視化の力で地域課題を解決し、地域の魅力を発信することが、どれほど楽しく有意義であるかを実感できました。
チームメンバーの皆さんに改めて感謝の意をお伝えしたいと思います。

当初は技術顧問という想定でしたが、気づけばメインクリエイターとなって手を動かし、Tableauデビューと決勝戦登壇まで果たしてくれた秋山さん。Tableau経験者として後方支援にまわり、秋山さんをサポートしてくれた災害チームメンバーの柏谷さん、永島さん。

テーマが迷走し、二転三転する中も最後まで走り抜けてくれた飲食店チーム(観光チーム)メンバーの浅倉さん、小林さん、竹蓋さん
残暑厳しい昼下がりにもかかわらず、フィールド調査に協力してくれた波田野さん、本田さん 。

皆さんの協力があったからこそ、これほどの作品を作り上げ、社外に広く我々の力を知らしめ、JTUG総会の大舞台にまで勝ち残ることができたのです。ありがとうございました!

引き続きビジュアルアナリティクスラボをどうぞよろしくお願いいたします。

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