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比喩表現について
登場人物や設定を思いついたとしても、それを作品にしていくには、技術と技巧が必要!作品の完成への道しるべとなるのもまた技術や技巧。「文章のテクニック」だけでなく「物語の型やお約束」を知ることも大切なこと。
型を破るは型やお約束を知っているからこそできる技術!
物語には「型(パターン)」がある。「登場人物の配置」や「こういうエピソードの次は、こんな展開になる」とかだ。型の存在を理解し、自作にうまく取り入れていくと、ゼロからの発想の手間が省ける、そして物語が生き生きと転がりだす。長年にわたり人類が作り上げてきた構造なので「気持ちいいな」が凝縮されている。
しかし、型を利用したがゆえ「型通りでつまらない」という事態に陥らないためには、情熱と技術と技巧が必要。書き手によっての技術や技巧の中で重視している点が特徴となり作品に現れる。
型通りでも技術や技巧を情熱をもって磨けば個性はでる。
「短編の冒頭をどう書くか」と「比喩表現について」は技術と技巧のバランスに関係する問題である。
比喩とは「まわりくどい表現」。比喩によって イメージが広がったり、描写が重なりが生じたりプラスの効果は大きいが連発すると効果が薄れる。
比喩もまたここぞという時に使うということか
小説の冒頭はスムーズに作品の世界に入ってもらいたいので比喩表現連発は厳禁!帽子には、描写的に説明しなくてはいけないことがたくさんある。どうしても重厚になる。
冒頭張り切りすぎると息切れをしてしまう。作品全体のバランスが大切。正しく情熱を分配することが大切。
短編の冒頭は「さりげない一文のようでいて(どうゆうこと?何がおきるの?)と読者を思わせる」ことができるかが勝負。