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シューベルトのピアノソナタを演奏する/しない

 軽んじられていたシューベルトのピアノソナタの正当な評価のきっかけを作ったのはアルトゥール・シュナーベル(1882/4/17 - 1951/8/15)とされています。録音が残されているのは第17番(D850)、第20番(D959)と第21番(D960)の三曲。即興曲集や楽興の時など他の録音も含めて必聴かと。

第19番(D958)が無い…

 最初にシューベルトのピアノソナタで魅了されたのは第19番、リヒテルの演奏でした。戦慄の第四楽章。
第21番は少し時間が必要だったがまもなく、天国的に長い第一楽章。

第20番(D959)が無い…

 なので実は第20番は何となく聴く機会がなく過ぎて行った。シュナーベルの第21番はよくみたが第20番は何故か入手困難だったし。初めてちゃんと聴いたのがヴァレリー・アファナシエフ、良かったのか悪かったのか。私は良かったと思っている。突如現れた深淵を覗き込む第二楽章。

 リヒテルは第20番を演奏しなかったに違いない。シュナーベルは第19番を好まなかった様な気がする。

 ディアパゾンのコンピレーションは超豪華ラインナップ。
 も少し気楽に聴けるのはこちらか。


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