ベンジャミン・ブリテン(1913/11/22 - 1976/12/4)の「春の交響曲」(1949)
R.シュトラウスの家庭交響曲の終結部を聴いてると何故かいつも連想する(何でか分からんのですが)ブリテンの春の交響曲、交響曲とカンタータのハイブリッドな構成がブリテンらしさ。遠くショスタコーヴィチの交響曲第14番にも影響を与えているのでは。ただこちらには幸福感と酩酊感が溢れる。第二次世界大戦終結の喜び?
春の訪れや声楽といえばマーラー、そのこだまも聴こえる。初演がベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウというのもさもありなん、この時のソプラノ独唱がヨー・フィンセント、あのメンゲルベルクのマーラー交響曲第4番のソリスト。そしてキャスリーン・フェリアとピーター・ピアース。何と録音記録あり。
作曲者自演盤もあるが、なんと言ってもアンドレ・プレヴィン盤が鮮烈。
ヒコックスもさすがと思います。
しっかし本物の角笛って、エルガーといい好きだねえ。戦争レクイエムばっかりでなくこの曲ももっと演ればいいのに。