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シュタイナー学校 受験面接 までの1週間 と 面接の日【思い出】

シュタイナー学校の転入生のための
受験面接を1週間後に控えた日。

娘が、突然の発熱。
しかも、かなりの高温。

病院が大嫌いな娘。
あんまり、泣いて暴れるものだから
お医者さまに「ごめん、ちょっと
外に出て、落ちつかせてからまた来て
ちょうだい!」と、
言われた事もある。

「はーい。もしもししますよ!」と
聴診器をあてられるだけなのに
何がそんなに嫌なのか、、、。

薬も飲めない。
薬剤師さんが
「このお薬は99.9%のお子さんが
飲めます!苦味もなく甘いですから。」
と言って、渡して下さった
薬も飲めなかった。

ひといちばい敏感な娘。
味覚も敏感なのか、薬を飲ませるのには
本当に苦労した。

だから、滅多なことでは
病院に行かないのだけど、
この時ばかりはそうも言ってられない。

シュタイナー学校の面接までに
なんとしてでも回復してもらいたい!

週明け、2018年1月22日(月)
まさかの大雪!!
この日は4年ぶりに東京で20cmを
超える積雪を観測するなど、
関東地方を中心に大雪となった日だ。

んー。
この雪の中、高熱の娘を外に連れ出す
のは良くないと判断した。

もしかしたら、明日には熱が下がる
かもしれないし!とか思いながら、、、。
いつものわたしらしく
事態が悪い方に向かうとは考えない!
病院は明日行こう!と決めた。

その日の夜、娘の熱は下がるどころか
41度を超える高熱となり
楽天家のわたしもさすがに心配になった。

次の日、道に大量に積もった雪を見て
途方に暮れながら、
タクシーを呼んで、病院に向かった。

娘が泣きながら耐えた
鼻粘膜の採取と採血。
インフルエンザの検査結果は、陽性。

薬を飲むのが苦手だと
お医者さまに伝えると
薬が混じった蒸気を吸引する方法で
試すことになり。
この方法は、うまくいった。

面接の前日にもう一度受診した。
「明日から外出していいですよ」
と、外出許可が下りた。

結局、丸々1週間、学校を休み
シュタイナー学校の面接当日となった。

わたしは看病疲れ、娘は病み上がり。
体調万全ではなかったけれど
面接に行くことが出来たのは
ラッキーだった。

面接は8時30分から。
夜が明ける前の真っ暗な時間に起き
準備をして、山の上の学校に向かった。

面接官はシュタイナー学校の先生お二人。

別室で娘は、お手玉あそびをしたり
クレヨンで字や絵を描いて過ごしていた
ようだ。

その時に"こびとさん"からもらった
どんぐりのペンダントは今でも娘の
宝物だ。

面接では
わたしと夫それぞれが
どんな子に育って欲しいか?
また子育てで大切にしていることは何か?
今現在の娘を見てどんな子だと
感じているか?
などを質問された。


わたしは、娘にはまずは健康に
そして、ふつうに、、、
花やお月さまを見て美しいと
感じられる心を、人に優しくする心を
自然に身につけていられる人間に
なって欲しいと思っていること。

親が出来ることは、環境を整えてやる
ことくらいしかないけれど
それは子育ての上で大切にしてきたし
これからもしていきたい。

そして、とくに今まで自然派育児を
してきたわけではないし、
シュタイナー学校についてもほとんど
知識がないこと。

娘がひとりでは学校に行けなくて
母子登校をしていることを話した。

何を言っても、優しく温かく
包みこんでくださりそうな女の先生が
「大丈夫。娘さんを一緒に見守り
導いていきましょう!」
と、言ってくださったのは
本当に嬉しかった。

都心部でも雪が残る
2018年1月27日(土)
寒い寒いお山の上の学校での
面接が終わった。

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