はじめて訪れたシュタイナー学校に 大興奮の娘【思い出】
ネットで偶然見つけた
シュタイナー学校の
『転入生二次募集』のお知らせ。
なんの迷いもなく
"シュタイナー学校の勉強会"に
申し込んだ2017年末。
勉強会は年明けすぐ。
夫には、今の教育現場の状況について
よく話していた。
夫婦で、思うところは一緒だったし
同じ方向を向いていたので
わたしがシュタイナー学校の話を
持ち出したときに、とくに反対する
こともなく「いいんじゃない」と。
娘には「このまま今の小学校に
通ってもいいのだけど、
そうじゃない学校もあるんだよ」
と話し、シュタイナー学校のHPを
見せてみた。
「なんか楽しそう!行ってみるー。」
とのこと。
無事に家族の同意も得られ
シュタイナー学校の勉強会に
参加する事に決まった。
シュタイナー学校がある地域のこと、
都内からどれくらいの距離感なのか?
ほんとに何ひとつ知らないで
2018年1月13日(土曜日)
勉強会当日を迎えた。
今、記憶に残るのは
とにかく寒かった!!ということ。
山の上にある学校は本当に寒かった。
毎日都内の小学校の廊下で娘の
付き添いをするのも、それはそれは
寒かったのだけれど、また寒さが違う。
冷気が肌に突き刺さる感じだ。
貼るカイロを5枚くらい
肌に貼り付けてもちっともあたたかく
感じない、、、。
とにかく寒かった。
勉強会では、音楽エポックの
体験があった。
今まで体験したことのない音楽の授業。
音楽室には初めて見る楽器がたくさん
並んでいた。
全身を使っての音楽の体験。
ふつう、音楽の授業では主役級の
ピアノも、シュタイナー学校の音楽室では
なんだか肩身が狭そうな感じだ
ピアノは置いてあったが
まったく出番がない。
なにより、"響き"をたいせつに、、、
体にじんわり染み入る音が
たくさん取り入れられていた。
音楽エポックを体験するにつれ
あんなに冷え切っていた体が
ポカポカとしだしたのには驚きだった。
勉強会に参加し、漠然といいなと
感じていたシュタイナー教育が
素晴らしい教育だ!という確信に
変わった。
なによりわたしが共鳴したのは
シュタイナー教育が、
「本当の自由」を獲得することを
目的としていること。
自由とは
自分自身を知ること。誰かから
与えられた課題を生きるのではなく
自分がなすべき課題を見つけ、
その課題と向き合うこと
人が本当に自由に生きられるならば
社会全体をよくする事に直結する。
「自由の獲得」は、よりよい社会を
実現することになる。と
シュタイナーは考え、
シュタイナー教育では、子どもたちが
本当の、「自由」を獲得するための
準備を行っているということ。
一流企業に就職するために、
一流の大学に入学する事を目的に
しているのとは全く違う教育が、
シュタイナー学校では行われているのだ。
こんなに素晴らしい教育を実践している
学校にぜひとも娘を通わせたい!
2年生から転入させよう!
勉強会に参加して強く思った。
勉強会の間、校内の別の場所で
預かってもらっていた娘を
迎えにいった時
「わたしはこの学校に行く!」と
はっきりと娘が言ったこと
「プールに一面に張った氷の上を滑る
ことりの姿がかわいかった!」
と、キラキラした目で興奮気味に
報告してくれた娘の表情は
いまでも良く覚えている。
泥まみれになった洋服を気にすること
もなく、まだまだ遊びたい様子の娘。
HSCの娘にとって、都会は
刺激が強すぎるのではないか?
と思い始めていたことも
転入を決意する後押しとなった。
人混みはもちろん苦手だし
ネズミ避けの超音波
防犯カメラの動く音まで拾って
しまう娘には、
都会に住むということが、かなりの
負担になっているのではないか?と、、、
この静かな環境でぜひとも学ばせたい!
と、願書を出す決心をしたのだった。
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