「パリパリカカオのかき氷」開発の裏側
皆さま初めまして。
普段dari Kのお店を運営するhamaが、お店周りの色々を綴っていこうという投稿シリーズです。ここでは、京都・東京の店舗を行き来して見たものなど、そこの空気感が伝わる文章が書けたらと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。
さて第1回目は飲食商品のいわゆる開発秘話でございます。
8月7日から「パリパリカカオのかき氷」を
店舗限定(dari K丸の内オアゾ店のみ)、
期間限定(2023年9月3日まで)、
数量限定、の限定尽くしで販売しております。
この開発にかけた思いを綴ってゆこうと思います。
※こちらの商品は終売いたしました!
ご好評いただきありがとうございました。
皆さまは、カカオ100%のチョコレートを
召し上がったことがありますでしょうか。
チョコレートは、このカカオ100%のカカオマスに
お砂糖やミルクなどを加えて作ります。
少し脱線しますが
チョコレートを作っているだけではないという意味で
dari Kはチョコレート屋さんではなくカカオ屋さんだと思っています。
夏はどんな商品をしようかなと思った時、カカオ屋らしい、チョコレートを使わない商品を出したいな、と思いました。
カカオ100%をお召し上がりいただく体験をぜひしてほしい、と。
そこで、カカオマスをそのまま味わう商品の開発を始めました。参考になる商品は、世の中にあまり多くありませんでした。なにせ苦くて酸っぱくて甘くない、というのがカカオマスです。そのまま食べるとネガティブな印象になります。
しかし、カカオマスと砂糖を一緒に食べてみると、美味しいのです。何か甘いものと一緒に口に運んでもらえるようにしよう、と考えました。
夏だから、かき氷みたいにして食べられたら嬉しいな、という思いからかき氷の氷自体を甘くしてみたらどうかと思いました。
かき氷のカカオマスがけ、ですね。
ただ、砂糖水を凍らせただけの氷だと、
カカオマスの味の強さに負けてしまいます。
そこで、カカオマスに負けないようなコクを感じられるようカシューナッツをミルク状にして凍らせることにしました。
弊社ではカシューチョコという商品を販売しており
共にインドネシア産のカカオとカシューナッツの相性がとても良いことは分かっていました。
それをかき氷にしてみた感じですね。
甘みをつけたカシュ―ミルクの氷を、
ふわふわにスライスして
そこにとろとろのカカオマスをかけます。
すると、なんということでしょう。
カカオマスがみるみるうちに冷えて固まっていくではありませんか。
食べてみると、
パリパリッ
シャリシャリ
うまっ
この時、初めて副産物的に食感のアクセントが楽しめることを発見しました。
食感を楽しんだと思ったら
カカオマスの苦さとカシュ―ミルク氷の甘さのコントラストに驚き
次第に生まれる味の調和にうなり、もうひとくち、もうひとくち、と手が伸びてゆきます。
この美味しさを、ぜひ皆さんにも体験していただきたいのですが9月3日で終売となりますのでご了承ください。
また数量限定ですので併せてご了承くださいませ。
週末までは東京も猛暑日が続くようですので
かき氷が美味しく感じられると思います。
ぜひdari K丸の内オアゾ店へ、週末どうぞお越しくださいませ。
商品名:パリパリカカオのかき氷
価格:820円
(テイクアウト886円/イートイン902円)
販売期間:2023年8月7日〜9月3日
数量限定のため各日なくなり次第終了となります。
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● dari K 丸の内オアゾ店
住所
東京都千代田区丸の内1丁目6-4
丸の内OAZO 1F
営業時間
9:00~21:00
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