毒親と宗教戦争に殴られて日本に逃げてきたバングラディシュの少年〜だらく対談記録No.28〜
今回は、Twitterの方で #だらく対談記録 のハッシュタグをつけてちょこちょこ書いていた「対談の感想レポート」をここに書いていこうと思います。
あまりに楽しすぎて時間を忘れて話し続けていた2時間40分でした。
対談相手は、バングラディシュ人と日本人のハーフの高一男子。
ひたすらに自分のことを話してくれるタイプで、質問にもちゃんと答えてくれるのでとても話しやすかった。
一度の対談で終わってしまったのがとても名残惜しい。
バングラディシュで育ってきた彼の話をもっと詳しく聞きたかった。
本日のハイライトは最後の「バングラディシュの話」です。
彼が見てきたバングラディシュのアレコレが面白すぎて終始爆笑しっぱなしだったので、是非読んで欲しい。
そして、彼が日本に来たキッカケは、一般的な日本人が恐らく想像もつかない政治・宗教的な理由だった。
※この記事は、対談してておもしろかったことを楽しく書くだけなので、情報の正しさは保証できません。対談相手や僕の主観、僕の誤解や無知などが入り混じっている可能性があることをご了承下さい。
割と好評だった。サポートありがとうございます!
ステキなコメントを頂いた。知らない世界を知るのは大切なことだよね。
<ざっくりプロフィール>
サディクくん(仮名)。
バングラディシュと日本のハーフで、ベンガル語と英語とウルドゥー語だかヒンディー語だかを話せる(4ヶ国語話者)。
両親が毒親で、更にあるキッカケがあり最悪の状況になってしまったので、バングラディシュから日本に逃げてきた。
日本生まれだがバングラディシュ育ちなので、日本に来る前はほとんど日本語が話せなかった(バングラディシュには中学1年生の3学期まで約8年間住んでいた)。現在は高校1年生(日本にはちょうど3年くらい住んでいる)。
マクドナルドで働いていてキッチンを担当している。次に12万円ほど稼いでいる。
我慢しがちでたまに爆発するタイプ。こないだはイタリア人のおっさんの後輩に仕事のことで意見され「仕事できねえ癖に何俺に意見してきてんだクソが」となり発狂しかけて更衣室でバッグを床に叩きつけた(そのあと同僚の女の子に見つかってしまい、すごい心配された)。
色んな人に話しかけてコミュニケーションを取れるが、彼女はまだできたことがなく童貞。めちゃくちゃ彼女欲しいが、面食いであり、変なプライドやこだわりがあり、The童貞という感じで独自の女性幻想を抱き理想を追い続けている。
お金の関係で入学できなかったが、バングラディシュで一番頭が良いと言われている私立の小学校の入学試験に受かったことがある。
親と生い立ち
母親はイスラム教ガチ勢の日本人。
元々は実父と暮らしていたのだが、母親が浮気をして、その浮気相手と暮らすようになり、そこに彼も連れてこられた。実の父親がどこに行ったのか、彼は知らない。
浮気相手(義父)はバングラディシュ人。
母親も義父も毒親で、たまに育児放棄をして、子供を家に残し食料は残さずに旅行に行ってしまうようなヤツらだった。
義父は彼に対して日常的に暴力を振るっていた。
謎の束縛があり、家からあまり出してもらえずにいたため、友達はあまりおらず、一緒に遊ぶこともできず、テレビを良くみていた。
日本に来たキッカケと経緯
彼の日本に来たキッカケが本当に衝撃的だった。
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