猫との生活はモフモフ中毒【ボブという名の猫2】#057
猫のボブと青年の友情を描いた実話の物語。その続編。
ボブという名の猫2 2022年 監督チャールズ・マーティン・スミス
【あらすじ】
ある出版社のクリスマスパーティで、肩に猫をのせた
青年が現れる。
過去に薬物中毒で路上生活をしていたジェームズだ。
今では作家となっている彼は、パーティーの帰り道に
ホームレスの男性を助ける。警察官と揉め事になり
動物福祉局から目をつけられる羽目になったジェームズは、
ボブにとっての幸せを考え始める。
【解説】
前作でヘロイン中毒だったジェームズは、
猫のボブとの出会いで薬物中毒から抜け出す事ができた。
猫との生活と普通の暮らしに戻るまでを綴った本を
出版した彼らはたちまち話題となった。
ジェームズを薬物依存から立ち直らせた猫のボブ。
彼にとってボブはいなくてはならない大切な家族だ。
しかし動物福祉局はボブが猫として
普通の生き方が出来ているのか、ジェームズに疑いをかける。
彼はボブを充分に養う事が出来ない状況だった。
ボブとの生活(もふもふ中毒)を諦める覚悟が
必要となっていくジェームズ。
彼の心の成長が今作の見どころとなっている。
【ぼやき】
前作同様、実在する猫のボブがボブ自身を演じている
猫好きさん必見の愛されアニマル映画。
いつもの様にジェームズの肩にのってるものの、
ずっしりと重みを感じるボブくん。
実際は愛されすぎて動物福祉局も安心できそうなお姿である。
話しは動物の幸せに重点を置いてる感じ。
人間の子供のように手をかけて一生ケアする覚悟を持って
動物を飼おうっていう訴えが今回の映画にある。
欧州では進んでいる動物福祉の取り組みが
垣間見える作品でもあった。
同時に人間だってちょっとの親切で救える命があるって
思わせられるシーンも。
人間や動物、生き物の暖かみを感じる
クリスマスのムードがいっぱい、なんだけど
2月に公開されちゃったのは何でなんだ。