【娼年】あっぱれな役者魂
もう笑うしかないよ。
ほとんど、すっぽんぽんのぽんで腰ふってますが、
なんだかんだで面白い。
娼年
【あらすじ】
無気力に生きていた森中領(松坂桃李)は
バーでアルバイトをする大学生。
ある夜、ホストクラブで働いている旧友から
シズカという女性を紹介される。
彼女の誘いで自宅までついて行く領だったが、
そこには、聾唖の少女が下着姿で立っていた、、。
【解説】
✳︎朝から観てはいけません。
絶対にひとりで見ましょう。
影のある少年が、ひょんな事から
身体を売る商売に手を染めた。
それは、誰かに認められたいという欲求から
その職業に至ったのだ。
何事にも興味がなかった少年は女性と接する事で
自らの心も満たされていく。
それから、身体を売りまくるんだけど、、
脱ぎっぷりが良すぎて、投げ銭してしまいそう。
こんなに見せなくてもいいのに、と思うほどの
ご行為なのに、下品さを感じないのが
キャスティングの妙。
西岡徳馬をはじめ、脇を固める演者にやたら品がある。
だからなのか、ギャップがすごい。
もう何ていうか、ご行為って滑稽。
見せるもんじゃないし、見るもんじゃないのは
間違いなさそう。
官能的でもないし下品でもない、絶妙な角度を捉えた
異色の怪作。
ただのエログロ映画になっていない、こだわりの撮影技術は
秀逸。
とにもかくにも、主演の松坂さんにはご苦労様ですって感じ。