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爆誕!バックグラウンドミュージシャン
京都府の石清水八幡宮駅からほど近い、淀川河川公園背割堤の桜を見てきた。
約1.4kmにわたり、200本以上の桜並木が続く名所だ。
桜の名所で『さくら』を流すサクラ
![淀川河川公園背割堤](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75800537/picture_pc_ba43eb045a83c442700952bba3dce098.png?width=1200)
駅から背割堤まで徒歩10分。
歩道には、参勤交代よろしく闊歩する花見客が列をなしている。
突然、後方からコブクロの『桜』が聞こえてきた。
振り返ると、男子3人グループの姿。その内の1人が抱えるラジカセから、曲が流れていたのだ。
前方を歩く花見客がチラチラ見る。
しかし、3人グループは気にもとめず、ラジカセをイジって森山直太郎の『さくら』を流し始めた。
桜見物の雰囲気を音楽で盛り上げようとしていたのだろうか?
バックグラウンドミュージシャン(以下、BGMという)が爆誕する瞬間を目の当たりにした。
話しは逸れるが、参勤交代の大名行列は見栄の張り合いだったそうだ。
少しでも行列の人数を多く見せようと、ド短期のアルバイトを雇った藩もあるとか。
もしやBGMは、京都府が観光地を盛り上げるために雇ったバイトなのでは?
となると、桜の名所で『さくら』を流すサクラということになる。
ぶぶ漬け屋さんの隠語
![ぶぶ漬け屋さん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75806373/picture_pc_cd0692e6479185210ff1689ba11ec250.jpg?width=1200)
花見の後は電車に揺られて祇園へ。
とある、ぶぶ漬け(お茶漬け)屋さんへ入った。
何も考えず友人に連れられて入ったのだが、1人前の価格は1,650円。
1人前......1,650円......だと?
友人の背後に忍び寄り、犯行に使える鈍器のような物を探した。
だが、上品な京都にそんな物騒なモノはない。
「まぁ、せっかく来たんやさかい」と、慣れない京都弁を吐いて大人な一面を見せびらかし、玄関で順番待ち。
肝心のぶぶ漬けは、16,500円払いたくなるほど絶品だった。
茨の道を進む友人に春が訪れますように
![夜桜](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75806830/picture_pc_eb1c5e6104f0e63125670d75c4114db7.jpg?width=1200)
ぶぶ漬け屋さんで元を取ろうと白米をおかわりしまくり、食事からノルマに変わった後は元吉町へ。
今回は友人と3人で行ったのだが、その内の1人が3月末で仕事を辞めた。
県庁勤務から漫画家志望にシフトチェンジする。
30歳まで必死に働いた彼。
どうしても夢を諦めきれなかったようだ。
僕は正社員としてスポーツトレーナーになり、その後お笑い芸人として活動した。
安定を捨てても、挑戦したい彼の気持ちが痛いほど分かる。
心より応援している。
茨の道を進む彼に、春が訪れますように。
...。
茨の道を進む彼に、春が訪れますように。
...。
茨の道を進む彼に、春が訪れま...ここで『さくら』が流れてきたなら、BGMの査定も見直していたことだろう。
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![てつ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115976440/profile_49b9e3781fe4d9425384e9e5bcb827ae.png?width=600&crop=1:1,smart)