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爆誕!バックグラウンドミュージシャン

京都府の石清水八幡宮駅からほど近い、淀川河川公園背割堤せわりていの桜を見てきた。

約1.4kmにわたり、200本以上の桜並木が続く名所だ。

桜の名所で『さくら』を流すサクラ

淀川河川公園背割堤
BGM爆誕の地

駅から背割堤まで徒歩10分。

歩道には、参勤交代よろしく闊歩する花見客が列をなしている。

突然、後方からコブクロの『桜』が聞こえてきた。

振り返ると、男子3人グループの姿。その内の1人が抱えるラジカセから、曲が流れていたのだ。

前方を歩く花見客がチラチラ見る。

しかし、3人グループは気にもとめず、ラジカセをイジって森山直太郎の『さくら』を流し始めた。

桜見物の雰囲気を音楽で盛り上げようとしていたのだろうか?

バックグラウンドミュージシャン(以下、BGMという)が爆誕する瞬間を目の当たりにした。

話しは逸れるが、参勤交代の大名行列は見栄の張り合いだったそうだ。

少しでも行列の人数を多く見せようと、ド短期のアルバイトを雇った藩もあるとか。

もしやBGMは、京都府が観光地を盛り上げるために雇ったバイトなのでは?

となると、桜の名所で『さくら』を流すサクラということになる。

ぶぶ漬け屋さんの隠語

ぶぶ漬け屋さん
ご飯食べ放題と知り、貧乏性が炸裂

花見の後は電車に揺られて祇園へ。

とある、ぶぶ漬け(お茶漬け)屋さんへ入った。

何も考えず友人に連れられて入ったのだが、1人前の価格は1,650円。

1人前......1,650円......だと?

友人の背後に忍び寄り、犯行に使える鈍器のような物を探した。

だが、上品な京都にそんな物騒なモノはない。

「まぁ、せっかく来たんやさかい」と、慣れない京都弁を吐いて大人な一面を見せびらかし、玄関で順番待ち。

肝心のぶぶ漬けは、16,500円払いたくなるほど絶品だった。

茨の道を進む友人に春が訪れますように

夜桜
ばりカワ女子もたくさんいたよ

ぶぶ漬け屋さんで元を取ろうと白米をおかわりしまくり、食事からノルマに変わった後は元吉町へ。

今回は友人と3人で行ったのだが、その内の1人が3月末で仕事を辞めた。

県庁勤務から漫画家志望にシフトチェンジする。

30歳まで必死に働いた彼。

どうしても夢を諦めきれなかったようだ。

僕は正社員としてスポーツトレーナーになり、その後お笑い芸人として活動した。

安定を捨てても、挑戦したい彼の気持ちが痛いほど分かる。

心より応援している。

茨の道を進む彼に、春が訪れますように。

...。

茨の道を進む彼に、春が訪れますように。

...。

茨の道を進む彼に、春が訪れま...ここで『さくら』が流れてきたなら、BGMの査定も見直していたことだろう。

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てつ
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