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対話の授業、悩んでいませんか??明日から使える【教師のテクニック5選✨】

小学校のママ先生megです。

最近、よく耳にする対話というワード。

「主体的・対話的で深い学び」が推進されはじめ、多くの学校で行われていますね

教員が一方的に教える講義スタイルの授業から、子ども同士の対話を増やす授業へと変わってきました。

グループで話し合うのが対話?

もちろん、それも対話的な授業の一つですが、教師クラス全体での話し合いも立派な対話になるのです。

それには、子ども同士を繋ぎ合わせていく教師のテクニック、そして何でも言いやすい雰囲気作り、つまり愛のある学級経営がとても大切です。

今日はその教師のテクニックを5つ紹介します。

教師のテクニック5選‼︎


⭐️つぶやきを拾ってつなぐ

授業の内容と関係のないおしゃべりは、もちろんよくありませんが、誰かの意見に反応したつぶやきはどんどん拾い上げます。

教師の言葉…教
子どもの言葉…C

「今、◯◯くん、なんて言ったの?」

誰の発言かわからない時は…
「◯◯って聞こえたんだけど、誰が言ったの??」

と言うと、必ず誰かが「◯◯くんだよ!」って教えてくれます。

そこで、「よく聞いていたね!」と、教えてくれたその子もすかさずほめます。

そして、つぶやいた子に、

「もう一回、今言ったとこ、言ってみて!」と、
もう一度言ってもらいます。

すると、その子は得意げに、もう少し詳しく説明してくれます。

「◯◯くんが言ったこと、どういうことか、みんな分かる??」

と、全体に広げます。

「分かる!」

と言った子に、何が分かったのかを説明させます。
そうすると、その子なりの言葉で説明され、中身が深まっていきます。

そして、

「今の説明で合ってる?」

とはじめにつぶやいた子に戻します。

違えば、また分かりやすく言葉をアレンジして説明し直してくれます。

そしてまたみんなに、
「どお?わかった?」

と、つないで、広げて、戻して…

つまり、つぶやきを拾ったあとも、教師の短い言葉で子どもと子どもをどんどん繋ぎ、みんなを巻き込んでいくのです。これが、「つなぐ」ということです。

そうすると、子どもの言葉だけで課題が解決されていくのです。また、話す力、聞く力も身につきます。

教師は一方的に教えるのではなく、子ども同士で解決できるように、子どもたちの言葉を短い言葉でつないでいくのです。

⭐️リアクションを拾ってつなぐ

誰かが、意見を言った時の反応、つまりリアクションを教師は欠かさず見るのです。

「あぁ。」
「なるほど!」
「そゆことね!」
「どういうこと?」

他にも、頷く、首を傾げている、びっくりした顔、険しい顔などの顔の表情…

「あぁ。って、何にあぁって思ったの??」

「なるほどって、なんでそう思ったの??」

「◯◯くんが、どういうこと?だって!
もう一回、◯◯くんに分かるように説明してみて!」

「困った顔してるね〜。どこで、んん?って思ったの?」
などなど、子どものリアクションを拾い上げ、どんどん話させます。

4月から子どもたちに、相手の話に反応するよう繰り返し訓練をしています。

私が話したことに無反応は許しません笑

「なんか反応してくれないと、さみしいじゃん!」って。
「みんなも、そうでしょ!」
って。

⭐️間違いを活かす

間違いは学びを深めるために一役買う、間違いは授業に必要な要素だと思っています。

例えば、算数での間違いは、どこが違うのか、どういう考え方でこの間違いにたどり着いたのかを考えることで、さらに深い学びになると考えています。

教師は、子供から間違いが出ると、
「あぁ。ここでつまづいたんだね。」と、すぐに分かるものです。

これを、子どもたちに考えさせるのです。私は解説しません。

「ちがいます。」
と、切り捨てず、間違いを大切に扱うのです。

「違うよ。」ってみんなが反応した時に、

「じゃあ、どうしてこの答えになったのかなぁ。」
と、問いかけることで、子どもたちはさらに考えます。

先に足しちゃったからじゃない?
繰り上がりを忘れたんだ…などなど、みんなで謎解きが始まるのです。

そうすると、間違えた子も納得できる上に、間違ってしまったわけを考えた他の子たちの学びも深まるのです。

◯◯ちゃんのおかげで、さらにみんなが賢くなったね!ってなります。

だから、子どもたちも間違うことは恥ずかしいことじゃないんだと思うようになり、なんでも言いやすくなります。

間違いを大切にする授業を繰り返していくことで、間違いを恐れず、どんどん意見が出されるようになります。どれが正解なのか、みんなであーだこーだ言いながら、考えていく。
みんなで正解に辿り着くという授業は、子どもたちにとっても楽しいみたいです。

私もこういう算数の授業は楽しいなって思います。

⭐️子どもに感謝する姿勢を見せる

正解でも間違いでも、意見を出してくれた子に感謝の気持ちを忘れません。
高学年は特に、周りの目を気にするようになるので発表する子が限られてくることがよくあります。

だからこそ、みんなに伝えてくれてありがとう!なのです。

どんな意見であっても、勇気を出して、自分の考えたことを伝えようとしてくれていること自体がありがたいです。

先生一人で対話の授業は成り立ちませんからね。

「ありがとう。」
「うれしいなぁ。」
ちゃんと、言葉にして伝えています。

⭐️常に笑顔を絶やさない

ある研究授業で、子どもから間違った意見が出ると、顔の表情が笑顔から急に険しくなった先生を見たことがあります。

指導案通りスムーズに正解が出る授業を目指しているから、思っていた答えと違うものが出されたときに、顔色が曇ってしまったのでしょう。そりゃ、焦りますよね💦
たくさんの先生方が見ていたら、スムーズに進めたい気持ちもすごーく分かります。

しかーし!
勇気を出して意見を言った子がかわいそうです…

周りの子も先生の反応を見て、
「あー、間違ったな」って心の中で思います。
そして、
「あー、あの子、かわいそうだな…だから、意見を言いたくないな」と。

どんな意見も笑顔でうんうんって聞かないと。
子どもたちは先生の反応をよーく見ています。

研究授業では特に、思った通りの答えじゃなかったとき、トンチンカンな答えが出たとき、焦りますよね💦

そんなときは、

「ほぉ〜、なんでそう思ったの?」
って、笑顔で返してあげるのです。

そうすると、他の子どもたちが、その話に反応して助けてくれますよ。


今日は、グループでの対話ではなく、教師と子どもたちとの対話から作る授業のテクニックについてお伝えしました。
若い先生方の参考になれば幸いです🎵

ぜひ、子どもたちと一緒に、楽しく課題解決していってくださいね!

今日もお読みいただき、ありがとうございました😊

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