見出し画像

製菓メモ#11 英国菓子ロックケーキ

参考レシピ
安田真理子
BRITISH HOME BAKINGおうちでつくるイギリス菓子

クッキーを作ろうと冷凍から戻しておいた発酵バター。時間とともに億劫になってしまい、より簡単ですぐに食べられるお菓子を作ることにしました。

こういう時はスコーンを作る事が多いのですが、今日はとにかく楽したい気分。洗い物も手間も少なく、家にあるものでできるレシピを探し、見つけたのが「ロックケーキ」。

レシピ本によると「スコーンとクッキーの間」。
型抜き不要でキャロットケーキで使ったミックススパイスを消費できるのも好都合。カントリーでミルクティーに合いそうなビジュアルも惹かれます。

作り方と材料はスコーンと似ていますが、小麦粉に対するバター、卵の比率が高くリッチな配合。スパイスとレーズンが入るところはウェルシュケーキの生地にも似ています。
(ウェルシュケーキは型抜きと鉄板で焼く工程があるので今回はやめておきました。)

形は大きなロッククッキー、違うのはオーブンで焼く前にかけるデメララシュガー。
この砂糖、私はイギリスのお菓子本でしか見たことがなく、当然我が家にはありません。
「ベージュ色の目の粗いお砂糖」とのことで、たまたまあった喜界島の粗糖で代用しました。

喜界島の粗糖。黒砂糖のような香りとすっきりした甘さ

ドライフルーツはレーズンとサルタナを使いました。本来は上記に加え、カランツ、レモンピール、オレンジピールが混ざった物が「ミックスフルーツ」として売られており、それを使うようです。

素朴な見た目がイギリスらしいお菓子

焼き上がったのでさっそくミルクティーを淹れてお茶にしました。
外側はさくさく、中心はしっとり。確かにスコーンとクッキーの中間で、ふんわり香るスパイスがミルクティーによく合います。発酵バターの乳っぽさがどうかな?と思いましたが、あまり気になりませんでした。
イギリスの美味しいビスケット文化に感謝しつついただきました。

たっぷりミルクティーとともにあっという間に胃袋へ

追記)
翌日食べるとしっとりしてまた違う美味しさでした。どこかオールレーズンを思わせる風味を感じました。レーズンもスパイスもまだまだあるので、また作りたいです。

いいなと思ったら応援しよう!