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迷える大人のひつじ⑩


安全な森を捨て、森の向こうにいってみたい若者は、
森から「出るか、出ないか」ではなく、いかにして
「森の向こうに行けるか」を考えます。

私は長い間、営業という職に携わってきました。
人は面白いもので、2つから一つを選択します。
3つあれば、安全な真ん中を選択する場合がとても多く
この心理をよく提案書に盛り込みました。

問題は2つから一つの選択の場合で
ただの提案では「やるか」「やらないか」の
「イエス・ノー」の選択肢になってしまうことです。

これを工夫すると「やる」という前提のもと
もう一歩進めて「プランA」と「プランB」という
2つの選択肢で提案すると、どちらかの選択肢を
選ぶ確率が高く「やらない」が消えていくことが
ありました。

今、自分が組織から飛び出し、独立して起業家の中に
入ってみて感じることは、この「心理」が大きく
関係していると感じることが多くなりました。

ほとんどの起業家は、既に「やること」が前提であり
それをいかにしたら達成できるかにエネルギーを
費やします。「やる・やらない」の判断はしますが
そこに大きなエネルギーは投入しません。

行動の根本が「どうしたらやれるか」なのです。

 一方、組織の中では「やるか、やらないか」の
選択肢のレベルから抜け出せず、行動の根本が
「失敗しないか?できないんじゃないか?」
最悪なのは「めんどくさい」「楽をしたい」と
なってくるわけです。

これは組織が悪いわけではありません。
組織の中で自分をしっかりと持っているかたは
「どうしたらやれるか?」に集中できると思います。

一歩を踏み出すには、考え方を変えてみる
そうすれば、行動が変化し、前に進めると思います。

ではまた。。。。


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