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迷える大人のひつじ⑧

便利さを捨てること

これは意外に効果があります。

首都圏から地方に移住した私がとても感じることは
首都圏は便利さで溢れています。

数分置きに来る電車 歩いていける距離に駅があり
その周りには多くのお店が深夜まで開いている
煌々と一晩中輝く町は暗さを感じません。
かつて私も仕事のストレスがたまると夜の22頃から
飲み食いし終電にダッシュする。
そんな当たり前にできていた便利な生活は地方にはありません。

私のいる地域はそもそも電車が中心地にはなく
車が必須の場所です。駅まで歩いたら8キロとか15キロとか
ですから歩けません。
夜の22時から飲み食いして終電にダッシュすることはできないのです。
車ですから飲み食いするには、運転代行が必要です。
費用もかかります。当然回数が極めて少なくなり、
飲み歩く人は少なく、ほぼ18時から19時には
我が家の前の月極駐車場はほとんど戻ってきています。
そして真っ暗です。
お店も少ないので気楽にコンビニへも行かなくなりました。
不便の塊ですが。。。。自分の時間はとても長くなりました。
やれることが増えたということです。
地価や食材なども新鮮で豊富で安価なので
良い生活に変わっていきました。

スーパーの駐車場にゲートはありません。
上司や同僚のグチを聞くこともなく
高架を走り抜ける電車の騒音も聞こえません
信号待ちでエンジン全開の車両の音も聞こえません。

首都圏目線で見ればとても不便な町なのですが
ここは「とても暮らしやすい町」に感じるのです。
便利さが暮らしにくさを作り出しているのかもしれません。

ではまた。。。。。。

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