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「死生観」が難しいのは本能的なもの

「死生観」を感じることが難しい理由のひとつとして、
現在は、様々な面で安全性が確保され、「死」が
遠ざかっているために「生」を感じる機会が極端に少なく
「幸せ」や「豊かさ」を感じることが
難しい環境となっている話をしました。

しかし、それ以外にも「死生観」がわかりにくい理由として
人が生きていく上での「本能的な要因」があると私は考えています。

人は自分がいつ死ぬか知ることは「恐怖」であり、
潜在的に「死」を意識しないように
「死」から遠のくようにできている
からだと思います。

人々は不運を避け「死」から遠ざかるように、
「無意識」のレベルで行動するのに対し、
「生と感謝と幸せ」を感じることは、
相当強い意識をもって行動しないと見えてこないのが、
実際のところだと思います。

この無意識レベルの行動と強い意識が必要なことの差が
「死生観」を最も難しくしている点だと思います。

この点を理解して、日々の自分の行動に対して、どれだけ
「死生観」を意識してみることができるか?

それは、おそらく急には無理だと思いますし、
ちょっとやったから、すぐに変わるものでもありません。
毎日、ひとつひとつ積み上げて実践していく。
それがいつか3割ぐらいになり、5割でも意識できるようになれば、
多分、生き方自体が変わってくるのではないでしょうか?

やらなければ「0」のまま、変化は起こりません。

意識して自分を見つめて、いろいろと取り組んでやってみる。

これからは意識して自分という「己=おのれ」を見つめる
「こ」の時代なのではないでしょうか。

ではまた。。。。。。



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