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陰陽論と太極図

物事の「中庸」や「極み方向」への変化は、プラスの方向とマイナスの方向をエネルギーが行ったり来たりするということです。

易学ではこれを「陰」と「陽」という言葉で表し、マイナスとプラスの意味になります。この考え方を東洋思想では「陰陽論」と呼び、時折みなさんも目にしたことがあるかもしれませんが、象徴的なものとして「太極図」というものがあります。

この太極図は万物の現象について
「陰極まれば、陽が生じ、陽極まれば、陰が生ずる」
「陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある」
「変化のなかにも不変があり、不変の中にも変化がある」
 と説いています。

永遠に上昇や下降し続けたり、一定であることはなく、複雑な系の中で
動いているのが自然であるということです。
「陰陽論」は「自然の摂理」に密接したものなのです。

人が生きていく上で悩んだり、迷ったりすることがたくさんあります。
そんなときにエネルギーがどちらに向いているのか?
「陰陽論」はどう生きていくかに用いる羅針盤なのです。

「君子占わず」ということばがあります。
「優れたものは占いなどに頼らない」という意味にとらえがちですが、
「優れた君子は占いという道具を使わなくても、既に自然の摂理を理解し、
 何をすべきか理解している」、既に占いという道具を使う域は超えてい
 て自然の流れを読み取り、なすべきことをわかっている意味なのです。

「自然の摂理=エネルギーの流れ」を捉え、自身の人生に活用していける
 ようになると人生はもっと「楽」になると私は思います。

ではまた。。。。。



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