「他人との比較」という基準
以前お話した基準線「だふにあ線」のことに少し話を戻します。
エネルギーの流れの確保のひとつの手段で「自分自身の中の基準線の引き直し」の話をしました。基準線を下げて「足る」を知り、損失をなくし、向きを反転することにより、感謝によってエネルギーを充実させていく。
そのための第一歩は「他人との比較」という基準をやめることです。
まずは「他人との比較を無意識にしてしまっている自分」に気がつけるかどうかだと思います。今でも私もついつい陥ります。
「仕事が早くできたなあ」とか「上手くいったなあ」とか。。。。。
そんな時「はっと我に返ります」
いったい何に対して早いのか?他人?標準?通例?一般的に?
つまり何かと比較している自分がいるのです。
本来は「なにを生み出したか」結果があるだけで評価は必要ないのです。
他人との比較をしないというと、よく「私は私」と個性を強調するかたが
い ますが、これは落ち着いて考えてみると単純に既に他人との比較であり「基準が他人」にあるのです。「他人の人生」なのです。
基準線の移動「だふにあ線コントロール」を実行するには、他人との比較や賞賛を得て自分の存在価値を見出すこと。外からいろいろな評価がされることを「捨てる」ことです。
しかし最初から全部捨てられる人はいませんし、「完璧」は易の考えからも必要なく自然の摂理に反します。ほどほどに初めてみてください。
ひとつひとつ積み上げるしかないのが事実です。特効薬はありません。
やがて8割捨てることができれば、上出来だと思います。
捨てた瞬間は自分の存在価値をなくすように感じてしまい、何か宇宙空間に突然放り出されたように不安になるかもしれません。
自分の人生を歩むということは大変なことです。
切り開くというイメージがやはり合うかもしれません。
では、なぜ他人との比較を無意識にすぐにしてしまうのでしょうか?
その理由は「競争社会という仕組み」が長い年月をかけて、みなさんに
当たり前になるようにすりこまれてしまっているからだと思います。
そこから抜けだすためには、「競争社会」そのものを理解する必要が
あります。
ではまた。。。。。。。