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水になった気持ちで待ってみる

「上善水の如し」という言葉を老子が説いています。
水のように生きるのが最上であると説いた言葉です。
水は万物の下へ下へと落ちていきます。
つまり出しゃばることなく下支えをする。

されど、雨だれ石を穿つのように、水は石にあなをあけ、
ときに大きな強い力を秘めています。
また、とても柔軟で、丸い器に入れば丸くなり、
四角い器にいれれば、四角い形に変化する。
そういった水のように生きていくのが最上だと説いています。

競争社会の概念は効率を重視し、短時間にこなすことが
良しとされ、それが「習慣」として皆さんに刷り込まれています。
かつての私もその「習慣」に埋もれていました。

その姿は水とはかけ離れ、上へ上へ行こうともがき
器にあわせて丸や四角に変化できるような柔軟性もなく
結果、ずっと同じところにいたような気がします。

自分を「俯瞰」し「思考」しながら日々の取り組みを
行い、「答え」を待つことは意外に難しく、
そのお手本はこの「水」だと私は思います。

今日予定していた仕事が処理できなかったとき。
怠けたわけでもなく、自分なりに本気で取り組んだので
あれば、終わらなかったのは「自然の流れ」であり、
明日また一生懸命やればよいと私は考えるようになりました。

水はあるべき場所に流れていきます。
いかに「自然体」で生きていけるか。
それが大きなエネルギーの流れ「運」に乗っていく
こつなのだと私は考えています。

ではまた。。。。。。






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