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「豊かさ」は「所有」ではない

お金を稼ぎまくり、高級車や別荘を所有し、他者と比較して優位性をもつことは、他からエネルギーを得ようとする「賞賛」に通じていきます。

しかし、ここで注意して頂きたいのは、私は別荘や高級車を所有することを否定しているわけではありません。
自分の人生で心が安らぐ、自然と一体となるための別荘や車を走らせることに生きがいを感じ、心地よい走りをすることが自分の「豊かさ」に直結するものならば別荘も高級車も問題はないとおもいます。

問題は、それをただ所有することに対して、他人との比較を行い「優位性」「ステイタス」でエネルギーを得ようとすることにあります。
自分をみてもらい「凄い」とか「羨ましい」と言われることでエネルギーを得ようとしたとき「豊かさ」は失われていくのです。

何故「競争」が重視されてしまったのか、私はこれは仕方がないことだと思います。日本が急成長した昭和の価値観の中で、必然的にできてしまった副産物であると思います。
戦後の物のない時代から成長するために、努力した日本を否定するつもりはありません。戦後の復興、国を立て直すためには、他国との「競争」に勝つ必要があり、物の所有や地位に「豊かさ」を求めさせ、多くの生産行為を行わせ、貯金をすすめ、国にお金を戻し、それを回転させながら、「競争を極める」必要があったのも確かです」

結果として「豊かな」経済大国になった。
「国」としては「豊か」になったのです。

本当はその時に、幸せについての舵の方向を「国」として変える
べきだったのかもしれません。

ではまた。。。。。。

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