大木も人も年輪を刻んでいく
現在の占術について、私がとても残念に思うのは
一つの手法を多用しすぎることにあります。
例えば、生まれた日時で推察する占術を「命」といい
「気学九星」「四柱推命」など、私が「命」に用いる
「紫微斗聖数」など、生まれた時点で運勢をみます。
この生まれた時点で、人生のすべてを決定するのは
やはり無理があると思います。
もちろん、それぞれの手法とも生まれた時点のある
程度の傾向は確かだとは思います。
しかし、人生の時間は流れ、変化していきます。
それに対応すべく、各占術とも時間変化の概念を
入れ込み答えを導きますが、間違っているとはいいませんが
やはり限界があると思います。
それであれば、時間の変化をどこでみるか?
別の方法を取るべきだと私は考えるのです。
木は日々成長し年輪を作り出します。
お日様の当たる方向は成長し幅広になり
反対側は幅が狭くなる。
その変化の年輪、これを「相」といい
「手相」「人相」などと言われる占術になります。
例えば手相はずっと同じかというと
日々変化しています。
重い鞄や道具を日々使っているひとの
手はその独特の年輪を刻んでいるのです。
それを見ずして、その人の生まれてから
現在までを把握することができるでしょうか?
「命」を極めることも大事ですが、私は「命」だけでなく
「相」も合わせてみることが大切だと思うのです。
続きはまた。。。。。