見出し画像

「思考」よりも先に「止まる」        

「競争社会」や「常識・普通・あたりまえ」で表現される大きな「うねり」
の中から、離脱するには「思考」よりも前に「止まる」ことが重要です。

「止まる」こととは?
イメージすると、朝通勤の際に駅のホームのベンチに座り、他の通勤客を眺めてみてください。
足早に急ぐ人や不機嫌そうな人、大きな人の流れやそれに逆らって進む人、乗降車の際の乱れた人の流れなどが見えてきます。

普段とは「違った景色」が見えてくると思います。

「止まった場所」からの景色は、見えていなかったものを見せてくれるはずです。それは「うねり」の中にいては残念ながら見えないものなのです。

「止まる」ことは意外に難しく、「うねり」は「習慣」「一般的」「通常」「常識」「普通」「当たり前」という、子どものころから刷り込まれた価値観という大きな流れを組み、皆さんを巻き込んでいるのです。

「なぜ、出世が必要なのか?」
「なぜ、良い成績が必要なのか?」
その理由を本当に考えているかどうか。
「みんながそう言っているから」
「普通そうだから」
「それが当たり前だから」というのは
流れに身をおいているだけで、
実はなにも考えていないことと同じだと私は思います。
かつての私もそうでした。

「いかん、いかん、流されている」とそれに気が付いたとき、
やっと「とまる」のです。

この停止をしてからでないと、真の「思考」は始まらないのです。

「走りながら考えろ」とはまやかしであり、
ベンチに座って「昨日とは違う景色」が見えて
その「違い」がわかったとき
あなたは「うねり」から離脱し
「止まる」という感覚がわかると思います。

「流されず」意識して「止まってみる」

ではまた。。。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?