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新連載開始「平井保昌と清少納言」
Web投稿サイトで連載を開始しました。
副題は「酒呑童子異聞」となります。
周囲に連絡したら、鋭い人がいましたがnoteで私の記事を読んでいる人ならお分かりの通り、落選した小説です。
投稿時とはちょっと構成を変えていますし、副題も元々は「もう一つの鬼退治伝説」でした。
もう一つ?と訝しむ人もいるでしょうが、世間で鬼退治と言えば「鬼滅の刃」という御時世ですから・・・・・
主人公は平井保昌ですが、藤原保昌の方が正式な名前になるでしょうか。
何と言ってもこの平安時代の摂関政治最盛期に向かう時代ですから、藤原姓の人物ばかりが登場します。
保昌は河内国は平井に領地を持っていたので平井保昌とも呼ばれ、平井が苗字になります。
ならば主人公を目立たせるには苗字を使うのが良いでしょう、と平井保昌になりました。
平井保昌に仕えていた家人には「清原致信」という人物がいますが、彼こそは清少納言の兄に当たる人。
実は酒呑童子退治の伝説は元々が平井保昌と源頼光を主人公とする伝奇物語でしたが、武士の時代になって頼光ばかりにフォーカスされるようになってしまいました。
そのおかげで酒呑童子の成敗でも付き従ったのが頼光の四天王だけになったお話ばかり・・・・・・ところが調べると、ちゃんと平井保昌が連れて行ったのは清原致信とするお話もあるのです。
つまり酒呑童子成敗に向かったのは六人ではなく七人なのです。
清少納言のお兄さんが酒呑童子退治に随行していたというのは興味深いですよね。――と思った方は是非読んでみて下さいm(__)m
週二回、月曜日と木曜日の更新予定です。
ゆっくり自分でも吟味しながら進めていきますので、よろしかったらお付き合い下さい。
noteでも随時報告していきます。