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ダンストーク、noteはじめます。

こんにちは。一般社団法人ダンストーク代表の千代その子です。
2018年の法人化以降、これまでディレクターズノート的に想いや記録を綴ってきた公式ブログを終了し、法人として第2章に突入しようとしている今、note公式アカウントを立ち上げることにしました。

兵庫県豊岡市というまちで、私たちが歩んできた道、支えてくれている方々やその仕組み、未来に向けて描いているビジョンや展望、日々の試行錯誤を少しずつ共有しながら、これからはみなさんと一緒に『地域社会における新しいダンスの在り方』を考えていきたいと思っています。

このnoteには、メンバーやアーティスト、専属ダンスカンパニー『とことこダンサーズ』も登場します。様々な角度から活動を切りとり綴っていくことで、ダンストークの活動が全国・全世界のみなさんの元に届き、各地でダンスに関わっているみなさんの応援になったり、これまでダンスと関わりがなかった場所にも新たな可能性が見出されたらうれしいです。そうして社会全体が今よりも少しやさしく、生きやすく、豊かになることを願っています。

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ダンストークは、STUDIO DANSTORK『みんなのおどる場所』で定期的にバレエやコンテンポラリー、ブレイク、ジャズ、ピラティス、ヨガなどのオープンクラスを開催しています。

誰もがみんな「おどる」ことができる

私たちは皆、自分にしか奏でられない大切な「からだ」という楽器を持っています。そんな楽器と向き合い、こころとのチューニングをし、自信をもってその魅力を輝かせてほしい。ダンスの上達を目的とした、ダンス教室と異なり、先生⇔生徒という関係性ではなく、一緒に踊りながらそのための時間を一緒に過ごしています。

オープンクラスの他、地域の小学生12名で構成される専属のこどもダンスカンパニー『とことこダンサーズ』や、教育・福祉現場へのアウトリーチが活動の大きな軸になっています。

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私たちがいう「おどる」とは、瞬き一つや、ほんの少しでも心が動く瞬間のこと。もしかしたら人の目には見えないかもしれない、そんな小さな瞬間をダンスと捉え、大切にしています。

例えば、3歳の子が「恐竜が好き!」を全身でのびのびと表現する瞬間。高校生が「えい!恥ずかしいけどさらけ出してみよう」と殻を割って自分を表現する瞬間。100歳の女性が音楽にあわせて動く時にふと、100年間の人生が垣間見える瞬間。

活動をはじめてからの4年間、そんな美しい瞬間の数々を目のあたりにしてきました。ダンスとは、プロアマを問わず、人々の前にいるその人が命を輝かせる瞬間なのではないでしょうか。

一人一人の命にスポットライトをあてること。
それがダンストークの活動です。

もちろん誰もがみんな「おどる」ことができるけど、誰もがみんな踊らなくてもいいと思います。『観る』や『応援する』など、ダンスとの関わり方は様々だから。でもみなさんの生活のすぐそばにダンスが在って、そのことが少しでもやさしくて、生きやすくて、豊かな社会につながるといいなと思いながら、活動をつづけています。

コミュニティダンスとは?

ダンストークは、兵庫県北部の城崎温泉を拠点に活動するコミュニティダンス・オーガナイゼーションです。年齢・性別・国籍、障がいの有無や住んでいる地域などを問わず、だれもがダンスに出会い、踊ることができる場所をつくっています。

コミュニティダンスについては、稲田奈緒美さんによるこちらの記事を読むとわかりやすいです。英語が読める方は、イギリスのコミュニティダンスの第一人者である Diane Amans氏の『An Introduction to Community Dance Practice』をご一読ください。

People Dancingのウェブサイトを見ると、イギリスのさまざまな活動事例を見つけることができます。私たちはこのコミュニティダンスの概念を軸に、日本ならではの活動の在り方を探究しています。


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