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住まいの吹抜け何が良い?

皆さんは、「吹抜け」と聞いて
どんなことをイメージされますか?

「広くて開放的!」、「明るい!」
「豪華な感じがする」などでしょうか。

あるいは、「音やにおいが気になる」
「建築費が高そう…」などの
マイナスイメージを想像される方も
いらっしゃるかもしれませんね。

今月のnoteでは、あまり注目されていない
吹き抜けのメリットについてお話します。


1.「立体通風」が生まれる

春や秋など、窓を開けることのある季節、
吹抜けのある家は、「タテ」に流れる
空気の通り通が生まれます。

これを「立体通風」といいます。

暖かい空気は上に上る性質があるので、
吹き抜けがあるとそこに上昇気流が生まれ、
外の空気を引き込みながら
上に向かって風が流れます。

「ヨコ」に流れる
風通しの良さだけでは感じられなかった
立体的な自然の空気の流れには、
目を閉じていても感じる
特別な心地良さがあります。

2.温度差のムラをなくす

冬場、部屋を暖房していても、
廊下に出るときなど、体がブルっと
震えてしまったことがありませんか?

断熱気密性能にも左右されますが、
日本の一般的な住宅の場合、
暖房している部屋と
暖房していない部屋とでは
10℃ほどの温度差が生じている場合も
少なくないそうです。

これは、寒い時期に不快感が募るとか、
部屋を出るのが億劫になるといった
感覚的な問題ではなく、
実は体にとても大きな負担をかけて
しまっています。

暖かい部屋と寒い場所を
行き来する際に起こるヒートショックや、
温度差による結露やカビの発生などが
その主たるものですね。

ヒートショックを予防するためには、部屋間の温度差を5℃以内に保つことが重要といわれる。

吹き抜けの家の場合は、
1階のリビングで暖房をつけると
2階の廊下やホールも温まり、
家全体の温度ムラが少なくなります。

家の中全体がほぼ同じ温度だと、
快適ですし、ひとつの部屋に
こもることなく行動的になれそうです。

夏の冷房時も、
温度差による身体への負担を
避けることができます。

実は、吹き抜けは健康にも
寄与するのですね。

吹抜けのメリットは明るさや開放感だけではない。

3.性能との合わせ技で
もっと省エネになる

吹抜けのある家は
「暖房費が高いのでは?」と
思われる方も少なくありません。

部屋が区切られた設計の場合、
使っている部屋だけ暖房すれば良いので、
その分省エネに感じられるでしょう。

吹き抜けのある家の場合、
LDKにエアコンを1台設けているケースが
ほとんどです。

必要なエアコンのスペック等については、
過去のnoteでも解説していますので、
そちらも併せてご覧ください。
▶ 失敗しないために知っておきたい、快適なエアコンの選び方 Vol.1
▶ 失敗しないために知っておきたい、快適なエアコンの選び方 Vol.2

そして、このエアコン1台で2階まで暖めます。
断熱気密をしっかり考えた家づくりを
おこなっておけば、エアコンにかかる負荷を
最小限に抑えることができるのです。

弊社でも、吹抜けがなかった以前の住まいよりも
電気代を抑えることができたという声も
多くいただいております。

計画次第で吹抜けは省エネにも寄与できる。

まとめ:どんな家に住みたいですか?

吹抜けのデメリットとして
「音やにおい」が多少共有されてしまう
ということはありますので、
家族の物音を気にせず静かに過ごしたい方は
メリットと照らし合わせて
吹抜けを設けるかどうか
十分に検討されると良いでしょう。

ただ、上述したように、吹抜けは
単に開放的な空間をつくるだけでなく、
「断熱気密性能×吹抜け」を
掛け合わせることで、快適さを高めながら、
健康にも良い影響を与え、省エネにも
繋げることができます。

そして、何より家族の気配をいつも感じながら
過ごすことができるのも大きな魅力ですね。

和歌山や南大阪で、
吹抜けの家をお考えの方は
吹抜けの施工事例を豊富に持つ
私たち浅井良工務店に
ぜひご相談くださいませ。

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