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2024年読書ログ(小説やら新書やら16冊ほど)
2024年は仕事に追われずにすむ期間があったので、2024年の読了冊数は例年より少し多めの16冊でした。
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〜小説編〜
少年と犬
2023年の年末に買って元旦のまさに読んでいる最中に能登半島地震の緊急地震速報を受診したり、中継をテレビで目にしたり、記憶に強く残る作品になりました……。
たゆたえども沈まず
原田さんの他作品に比べるとちょっと苦戦しながら読んでいました。忠正や重吉のフロンティア精神?についていけなかった私側の相性の問題な気がしています。
夜明けのすべて
恋人ではないけど、支え合える関係性、読んでいてとても心地が良かったです。
薬屋のひとりごと1,2
コミカライズ2種とアニメにはまり、まんまと原作にも手を出してしまった……。後悔はない。
サンショウウオの四十九日
ゲームにしかできないギミックに溢れた「ムジュラの仮面」というゲーム作品がありますが……この作品は小説にしかできないギミックに溢れた小説だと思った。読みながら混乱しながら衝撃をうけながら……の一気読みでした。
流浪の月
名前のつけられない、名前をつける必要性が乏しい関係性を描いた作品が大好きなので、見事に泣きました。
爆弾1,2
ネタバレしたら面白く無くなるので何も言うまい。どはまりして2冊一気読みでした。
黒猫と語らう四人のイリュージョニスト
自分の読解力と教養のなさを試されているのを感じつつ、わからないなりに楽しんでいた作品だったけど、今回も「ふぁ?!」となったままです……。
※好きな作品であることは変わりないです。
さくらのまち
「君の話」が傑作だったので期待して読んだら、こちらは、ディストピアで優しくて切ない傑作だった。
熱帯
後半に苦戦しました……。この作品がきっかけで、サイト「直木賞のすべて」の「選評の概要」で各選考委員の意見を読了後に確認するのが楽しいことに気付きました。
個人的2024年ベスト小説
「サンショウウオの四十九日」が個人的イチオシです。
前述しましたが、小説にしかできないギミックに溢れた小説で、主人公2人の思考の波に呑まれるように一気読みしていました。読後直後の感想は別記事で書いていたので、そちらで……。
〜新書〜
新書じゃないものも混ざってますがご愛嬌で……
パワハラ上司を科学する
先行研究や統計データなどを積み重ねながら話が進んでいくので、納得感があり、論理の飛躍でついていけないといったことも起こらず、読み慣れない新書のはずが夢中になって読んでいました。
パワハラに困っている人はもちろん、部下をもつことになった(すでに部下がいる)人にもぜひ勧めたい。
やさしい日本語ってなんだろう
仕事上、やさしい日本語の存在を知っておいた方が良いと感じる場面があったのがきっかけ。冒頭のなぜ英語ではなくやさしい日本語なのかの根拠として提示されたデータの説得力であとの章が腹落ちしやすくなったと思う。後半に登場した文名詞密度という考え方を知れたのはかなり収穫だった。
職場で傷つく~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発
データ的な裏付けの要素が少なめで正直なところ私にはあまり響かなかったけど、当事者にしっかり寄り添う内容で各章・各節もかなり短いので、今まさに辛い状況下で精神的に余裕のない人でも読みやすい手軽さがあると思います。
GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ
リモート勤務の割合が増えたのでつまみ食い的に読んでみた。役立ちそうなtipsがいくつかあったので、試してみようかと思います。
個人的2024年ベスト新書
「パワハラ上司を科学する」がイチオシです。
いろんな人に勧めたいと思って実際に勧めたりもしたのですが、職場の人には注釈(※)付きでないと勧めにくいところが唯一の難点かなぁと思います。
※「私がパワハラで困ってるというわけじゃない」とか「あなたにパワハラ気質があると思っているわけじゃない」とかそういった注釈……。
おわりに
長らく「無理しない読書」をモットーにしているので、2025年も気が向いたときにのんびり読書したいなぁと思います。