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お祝いできる嬉しさ
娘の3歳の誕生日だった。
保育園の帰りに「今日から3才だよ!」というと
「もう2才じゃないね。もう2才じゃないね」
と嬉しそうに跳ねていた。
飾りつけをした部屋に入ると
バルーンで出来た「ユニコーン」に一直線。
最近見た「プリンセスソフィア」
(↑こういうやつ)
に出てきたのと一緒と言って、
またがって乗っていたら、
早速後ろ足がやぶけてしまった。
慌てて、テープを貼って補修。
ご飯はうさぎの型抜きにしたら、すごく喜んでいた。
違う部屋にいるパパの所にとんで行って、
「見てみてー!うさぎー!!」と呼んできた。
がんばって粉から作ったクリームシチューを
もの凄い勢いで食べきっていた。
とにかくいつもよりテンション高めな娘。
カメラを向けるとピースした両手を頬につけて
「ニカッ」と目を細める。
ちょっと前まではカメラを嫌がって避けたり
目をつぶったりしていたのにと、
そんな満面の笑みにさえ成長を感じた。
とにかくこの日は、
ふわふわと地面を飛ぶように浮かれている姿がかわいらしかった。
腕によりをかけて作った2段ケーキを見るなり
「ありがとう」と言ってくれた。
ケーキに差し込んだ3の数字がとても大きくて頼もしく思えた。
もう3年も経ったなんて信じられない。
1才の時は、体調がすこぶる悪くお祝いできるか分からない中、何とかケーキだけはと思い、水切りヨーグルトと食パンでケーキを作った。
2才の時は、アンパンマンが大好きだったので、アンパンマンとバイキンマンのおにぎりを作った。
その時を考えればしてあげられることが増えてきている。
いまも体調は万全でないが、
娘が誕生日だと分かる年齢になった時にお祝いすることができて幸せだ。
”分かる年になった時にお祝いしてあげられるか”
という不安がどこかであったから。
誕生日当日も、「計画通りできるかな?」
という不安があったけれど、
やってみると案外やり遂げることができて、
何でもそういうものなのかもしれないと
励みにもなった。
親にとって子どもの誕生日は、
1年で1番のイベントで
もっとも幸せを感じる瞬間のひとつだなと思う。
子どもの成長は親へのご褒美で、
笑顔は生きる力をくれる。
来年はいったいどんな彼女に会えるんだろう。
また楽しい誕生日にしようね☆
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