「今さら知りたい男女7人」第62回 良介と美樹 飲んだ後の帰り道②(秋2話)
「今さら知りたい男女7人」今回も秋2話「揺れる心」より、良介と美樹が2人で飲んだ後の帰り道の続きです。
川崎駅前の仲見世通りを歩いていた良介と美樹は、次のシーンでとあるモニュメントの前で立ち話をします。
さて、ロケ地です。こちらはDVD特典制作ロケ地MAPに「RED BUOYANT II」と記載されています。
このRED BUOYANT IIとは川崎駅前にあるモニュメント「赤い浮きII」となります。
川崎市とアメリカ・ボルチモア市の姉妹都市調印提携5周年にボルチモア市から贈られた記念モニュメントだそうです。
場所はこちら。
川崎駅東口を背に右手に歩くと川崎ルフロンですが、その前にあるので行けばすぐにわかります。
それでは現在のロケ地の様子です(撮影 2024年11月 以下同)。このモニュメントは見る角度で違って見えます。
なお、モニュメントの形状と後ろに映っている灯りがおそらく川崎日航ホテル(※1)のものだと思うので、撮影はこの角度からだと思います。
こちらは62-5 タクシーに乗って帰るという良介を見送る美樹とその2人を見ている一枝のカット。日航ホテルさんの2階からの撮影ではないかと・・
ところで、このように赤い浮きIIは川崎ルフロンの目の前にあります。
川崎ルフロンは1988年3月 つまり、「秋物語」放映開始の半年後に開業しているので、この当時すでに建設途中だったはずですが、映像からはかけらもそんな感じは受けません。撮影ってすごいですね。
前回(61回)と今回取り上げた秋2話の飲んだあとの帰り道、仲見世通りから赤い浮きII、つまり帰るために川崎駅前に来ているという流れは、実地に即していてとても自然です。ロケ地探訪の際は仲見世通りからここまでセットで歩くのがよいと思います。
以上今回はこの辺で。
こちらの連載は週一回 金曜の夜か、土曜の朝に更新しています。よかったらまた見に来てください。では、では。
※1 川崎日航ホテルの開業は1964年ですが、現在の建物は新館として1983年11月にできたそうです(川崎日航ホテルのHPより)