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「今さら知りたい男女7人」第53回 ダラス(秋8話)

「今さら知りたい男女7人」今回は秋8話冒頭の良介と品子のシーンを取り上げます。

秋8話「妊娠」より。

53-1 「コーヒーもう一杯いただけますか?」 美樹と待ち合わせか? すでにだいぶ待っている様子の良介
53-2 あわてた様子で横断歩道を渡ってくる品子

品子の後ろ、青い道路標識には「市電通り」とあります。

53-3 一目散にお店に駆け込む品子

品子が向かったお店の名前はダラス。お店の後ろを京急線が通過していきます(2000系?)。

53-4 船が小型のタンカーと衝突しちゃって・・と美樹が遅れる理由を説明しに来た品子
53-5 美樹が来れるのは1時間半後の18時ぐらいだという「すいません、これからどうやって時間つぶします?」と品子
53-6 「お姉ちゃん よろしくお願いします」と品子

品子の表情がいいですね。お姉ちゃんと仲の良いしっかり者の妹という雰囲気がでているかと思います。

53-7 「すいませんでしたー」と横断歩道を渡りながら挨拶する品子

さて、こちらのシーンのロケ地です。
DVD特典の制作ロケ地MAPに、川崎駅近くということで紹介されています。

53-8 DVD特典 制作ロケ地MAP

ロケ地MAPの情報、お店の後ろに京急線の高架が映っていること、市電通りという道路案内標識があることから、ここは川崎駅から横浜方面に5分ほど歩いたところにある日進町の交差点とそちらに面しているお店がロケ地となります。
川崎市川崎区日進町15−1周辺です。

現在はあみやき亭という焼肉屋さんのようですが、建物は当時のままのようです。

それでは現在のロケ地の様子です(撮影 2024年4月 以下同 おまけのみ8月)。

53-9 元ダラス 53-3と同じようなアングルのつもり
53-10 お店に上がるための階段 1階は駐車場です

良介と品子が降りてきた階段がこれですね。

53-11 53-2、53-7と品子が往復した横断歩道

日進町交差点の横断歩道となります。画像奥の方に向かうとチネチッタや川崎駅方面となります。

ところで、53-7 帰っていく品子と見送る良介のカットに細い街路樹が映ってます(赤矢印のところ)。

53-12 53-7に街路樹が映っている

それがこの街路樹だと思います。後ろに映っている深緑色のビルも当時のままのようですね。

53-13 成長した街路樹

この街路樹は現場に来てはじめて気が付いたんですが、あれから37年立派に育って・・・という感じですね。個人的に品子の木と名付けたいです。

今回はこの辺で。
こちらの連載は週一回 金曜の夜か、土曜の朝に更新しています。よかったらまた見に来てください。では、では。

おまけ その1
ドラマにはまったく関係ないのですが、53-8のDVD特典のロケ地MAP ダラスに関してはちょっと雑な扱いになっています。該当箇所をアップにしてみます。

53-14 ロケ地MAPのアップ

まず、ダラスをDULUSと表記してますが、もし欧文表記ならDALLASにすべきでスペルがぜんぜん違います。
53-3のお店の看板もDALLASになってますし、アメリカ テキサス州ダラスも同じスペルです。DULUSってどこから出てきたの? という感じです。

次に位置関係が適当すぎ w。上記のままだとチネチッタ、アゼリアよりも東京寄りで表示されていますが、川崎駅周辺のロケ地としてはむしろ一番横浜寄りですね。

おまけ その2
今回のロケ地は市電通りという通りに面しています。
この市電通りの名前の由来は? ということでちょっと調べてみたところ、1944~1969年の間川崎のこの辺りに川崎市電という路面電車が走っていたというのが由来でした。

戦時中すでに工業都市となっていた川崎は工場地帯へ労働者を運ぶ輸送力に課題を抱えていた・・・ そこで戦時中ではあるが路面電車を通し輸送力アップを計った・・ ということのようです。

そのルートは川崎駅前(現在のDICEの前あたり?)を出て、品子が渡った日進町の交差点を左折していき、海岸線近くの工業地帯に向かって走っていった・・・ なので、あの通りに「市電通り」という名称がついたようです。

53-15 現在も残る市電通りという名称

なお、その川崎市電の車両が1両だけ、川崎市川崎区の桜川公園というところにひっそりと展示してあります。

53-16 桜川公園に残る川崎市電 その1 
53-17 桜川公園に残る川崎市電 その2

以上ドラマとはまったく関係ないですが、今回のロケ地撮影の18年前まであそこには路面電車が走っていたというお話でした・・・ ちょっと、脱線しすぎましたね。では、では


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