「今さら知りたい男女7人」第45回 荒三丸 乗船場①(秋1~3、5、6、9~11話)
「今さら知りたい男女7人」今回は荒三丸の乗船場を取り上げます。
さて、先にお断りです。今回取り上げる荒三丸 劇中ではお店と船も併せて「荒三丸」という呼称なんですが、場所を(ある程度)明確にしたい本連載の場合、ちょっとわかりにくいと思います。
なので、今後お店を指す場合は荒三丸(店)、船を指す場合は荒三丸(船)と表記します。逆にくどい部分が出てくるかもしれませんが、ご容赦ください。
秋1話「再会」より
夜釣りから戻ってきた荒三丸(船)が乗船場についてお客さんが降りてきます。ナイトシーンで周囲はわかりづらいですが・・・ 美樹の初登場シーンでもあります。
秋2話「揺れる心」より
高木、貞九郎それぞれからデートの誘いを受けた一枝は、ひかるを誘って4人で飲みにいきますが、一枝は男性2人共にいい顔をするのでひかるはおもしろくありません。その話を聞いた美樹が一枝を呼び出し、女遊びが激しかった父親、そんな父親に不満を言いながらも離れなかった母親の人生を背負わなくてもいいじゃないか? と諭します。
そんな説教じみた話を一枝はおもしろいはずもなく、荒三丸(店)の外へ出た直後のシーン。
角度があってみづらいですが、一枝の近くにある標識に「つるみ川」とあります。
荒三丸(船)から撮影したと思われるカット。標識 反対側は漢字で「鶴見川」。
この鶴見川沿いの道、撮影は1987年ですがか舗装されていないようですね。
秋3話「迷路」より
一枝が良介とお泊りしたという話しを聞いて、イライラしながら荒三丸(船)を掃除する美樹。
同じく秋3話
モヤモヤしていた美樹は酔った勢いで良介に「バカヤロー」という電話を入れます。その流れで荒三丸(船)釣りに行くことになった良介。
ロケ地はまったく関係ありませんが、劇中荒三丸(船)が東京湾で仕事する唯一の機会なので、荒三丸ファンのために掲載 w
荒三丸(船)の向こうに見える橋は、鶴見川の河口近くにかかる首都高の横羽線と鶴見大橋と思われます。
秋5話「新しい恋」より
ホットキャロットで偶然全員集合となったとき、一枝は良介とのお泊り話を蒸し返し、場の雰囲気を壊します。
次の日(?)イライラしながらの荒三丸(船)の掃除をする美樹。
美樹のバックに映ってるのは鶴見線の鉄橋です。
同じく秋5話
美樹が荒れているのは一枝のせいなのですが、一枝はしれっと美樹を訪れています。
このあと貞九郎にこの前のことで叱られたという一枝に、貞九郎を振り回したりしたら(一枝を)許さないという美樹。
2人のバックに鉄橋を渡る鶴見線。夏物語、秋物語通して電車が画面に入ってくるのはわりと少ないんですね。こちらはその貴重なカットの1つです。
秋6話「地球滅亡の日」より
木更津までドライブデートをしたのに相手の男がつまらないとその場で降りた一枝は、レンタルビデオ店で良介を見つけ、強引に良介の家に泊まります。
その顛末を一枝から聞かされた美樹はまたもイライラモードに突入。そのことを知った良介は会社帰りに美樹に会いにきます。
後ろにライトが光ってるのが荒三丸(船)です。
こちらの前のシーンで電話越しに良介は「19時に行く」としてあるので、時間的には19時過ぎあたりでしょうか?(※1)
なお、良介の話で美樹のご機嫌は治り、今度、良介の家にご飯作りに行くという話しになります。
そして同じく秋6話
すっかり良介との仲が戻った美樹のところに一枝がやってくるシーン。
秋9話「嘘」より
美樹に別れ話をするために荒三丸(店)に向かう良介。
お店で一枝に責められるという悶着があったあと、荒三丸の乗船場で2人きりになります。
とはいえ、話がすすむでもなく、バックに「SHOW ME」が流れるだけでセリフなしのエンディングとなります。
秋10話「二人」より
前回からの続きで乗船場からスタートですが、すっかり暗くなっています。
このあと、良介は行こうとしますが、美樹はいきなり荒三丸に乗り込み出港してしまいます。
秋11話「離さない」より
最終回エンディング近く、いろいろありながら元のさやに納まった良介と桃子。桃子は健に、良介は美樹に最後の挨拶をしに訪れるシーン
こうしてみると、全11話中8話登場と荒三丸(船)と乗船場の登場回は結構多いですね。
さて、ロケ地の今ですが・・・ 今回は長くなってしまったのでここまで。
次回はこのロケ地の現在を取り上げます。
こちらの連載は週一回 金曜の夜か、土曜の朝に更新しています。よかったらまた見に来てください。では、では。
※1 以前にもご紹介しましたが、フェリーは20時が最終なので、19時に荒三丸(店)に来ている時点で、良介はフェリーでの帰宅はあきらめていたはず。
この日は電車で木更津に帰ったか、西葛西の貞九郎宅泊まりと考えられます。