トレーナーで生きていく ・独立編 vol.54
第54話「予約が来るタイミング。」
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リョウとユウタはトレーニングを終え、お互いのロッカーに戻っていた。
ユウタ「あー、疲れた。。シャワー浴びる前にメールチェックしとこ。予約来てないかなー!」
ユウタはそう言ってロッカーの中にあったスマホを開いた。
ユウタ「お、メール3つも来てる。なんだろ?予約かな?!」
ユウタはメールのアイコンをタップする。
ユウタ「うぉ!!」
ユウタは驚いた。届いていたメール3件全てがトレーニングの予約だ。
ユウタ「い、いや、まだわからない。。リョウさんが仕掛けたドッキリかも知れない。。」
ユウタ「でも、ひとつくらいは本物かもしれないし、、あ、開けてみよう。」
ユウタは3件のメール全てをチェックした。その内容はどうやらホンモノの予約のように見える。
ユウタ「こ、これ、リョウさんのイタズラだったら、いくらなんでも許さんな。。」
ユウタは急いでシャワーを浴びて、リョウと待ち合わせしている駐車場へ向かう。
急いで向かったのでリョウはまだ駐車場には来ていない。
20分程経ってリョウが現れる。
リョウ「おお、お待たせ!サウナ気持ち良かった〜。」
ユウタ「リ、リョウさん!!」
リョウ「なんやねん?大きい声出して。。」
ユウタ「あ、あの、つかぬ事を聞きますが、ドッキリとかって好きですか?」
リョウ「ん?好かんよ。胸くそ悪い。なんでや?」
ユウタ「ホントですか?」
リョウ「だからなんでや?わけわからん奴やな。」
ユウタ「あ、あの、予約が来たんです。。しかも半日で3件も!」
リョウ「おお、すごいな。あー、それでソレをオレのイタズラやと思ったんか。。なんでやねん。」
ユウタ「いや、、あまりにもビックリしたもんでつい。。すみません。。でもこんな沢山来るものなんですか?」
リョウ「たまたまや。リスティング広告は自分で広告を何時に表示させるみたいなコントロールは細こうできん。Google頼みや。それがたまたまターゲットにヒットしたんやろな。」
ユウタ「そ、そうですよね。これが毎日になったら流石に予約枠は直ぐになくなるしな。。」
リョウ「せやけど予約は来る時は集中してくるもんやぞ。季節やら行事やらみんな同じやからな。シーズンには多くくるし、オフの時は全然来んかったりな。」
ユウタ「あ、なるほど。」
リョウ「今はシーズン直前やから沢山来る。そのお客様達をどれだけ継続客にできるかでオフシーズンの働き方が変わるんや。」
ユウタ「はい!」
リョウ「ま、何にせよ良かったな!後はカウンセリングでしっかり契約とってくるだけや。契約取れたら良いレッスンやってなるべく長く継続してもらえるよう頑張れ!」
ユウタ「はい!!」
リョウ「あ、ホンマは1件だけドッキリや。ゴメン。。」
ユウタ「え!」
リョウ「ウソやて。。ハハハ。」
ユウタ「どっちすか?!」
こうしてユウタの出張トレーニング営業は順調に進んでいった。
そして半年の月日が流れた。
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