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トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.36

第36話「反省会。」

第一話はこちら

ユウタは初カウンセリングの反省会で中目黒に来ていた。駅前でリョウと待ち合わせる。

リョウ「おお、お疲れ!こっちや!」

ユウタ「お疲れ様です!今日もありがとうございます!」

リョウ「おお、店直ぐそこやし。」

ユウタ「はい!」

2人は駅から近い居酒屋チェーンの店に入る。

店員「いらっしゃいませー!」

リョウ「あ、2人でお願いしますー!」

2人は店員に連れられ、奥のテーブルへと通される。

ユウタ「珍しいですね。こういうお店。」

リョウ「おお、ええやろ。肩の力抜けて。」

ユウタ「あ、なるほど!確かにすごい開放感だ。。」

リョウ「ははは、まーとにかく、お疲れさん!」

ユウタ「はい、ありがとうございます!」

リョウ「そんで、、どうやったん?」

ユウタ「。。」

2人に沈黙が走る。

ユウタ「売れました!!」

ユウタは満面の笑みで回答した。

リョウ「おーおー、おめでとう!今夜はユウタくんのオゴりやな!!」

ユウタ「はい!もちろんです!ドンドン飲んでください!」

ユウタ「あっ!!」

リョウ「なんや、どした?」

ユウタ「い、いえ、何でもないです。。」

ユウタは今日のお店がナゼ安いチェーン店なのかがわかった。

ユウタ「とにかく、全てリョウさんのおかげです!なんでも好きなもの頼んでください!」

リョウ「おー、言うたな!遠慮せんぞ!」

ユウタ「はい!」

2人は注文を済ませ、ビールで乾杯をした。

そのあと、ユウタの反省話をひと通り聞いて、リョウも話し始める。

リョウ「ホンマにお疲れさん、初めてにしては上出来や。緊張なんか誰でもするし。」

ユウタ「リョウさんもしましたか?緊張?」

リョウ「当たり前や。今でもするし。」

ユウタ「なんか、救われます。。」

リョウ「オレは緊張感がなくなったら、お客様に失礼やと思ってる。だからいつでも全力でおるんや。」

ユウタ「なるほど。」

リョウ「せやけど、どうしてもガチガチで『あかん。。どうしよ。。』て思う時もある。」

ユウタ「はい、オレも今日そんな感じでした。」

リョウ「そんな時オレはこう思う事にしとる。」

ユウタ「。。」

リョウ『これは通過点や。失敗しても次がある!』

ユウタ「なるほど。」

リョウ「実際失敗しても、なんも終わりやないしな。」

ユウタ「そうですね。」

リョウ「まー、そんで売れたはええけど、肝心のレッスンはどうする事にした?場所とか内容とか?」

ユウタ「は、はい。。じ、実はその事も聞いてもらいたくて。。」

リョウ「おうよ、そんな事やろと思たわ。話してみぃ。」

2人の長い夜が始まった。

つづく・37話へ

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