トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.１４
第１４話「SNSがあるじゃないすか！？」
ユウタ「うーん、とは言ってもなー。トレーニングを売るのに外営業はちょっと。。チラシ配るのは根性でやれそうすけど。。」
ユウタ「あ、そうだ、こんな時の為に今はSNSがあるじゃないですか！」
リョウと店長は寂しそうな目でユウタを見ている。
リョウ「ユウタくん、フォロワー何人やったっけ？」
ユウタ「あ、はい。。１００人ちょっとです。。」
リョウ「それ、いつんなったらパーソナル売れるねん？チラシまいた方が早くないか？」
ユウタ「う、そうすね。。」
リョウ「話が振り出しに戻ったな。SNSはまだ時期尚早やから、リスティング広告でお客様集めるんや。これが一番早い。無料のSNSに頼っていつまで経っても申し込みが来んより、リスティング広告使って４０日で４５万円づつしっかり作る方が１００倍簡単や。」
ユウタ「は、はい、そうでした。でも、だったらSNSってやらなくて良いんですか？」
リョウ「いや、SNSはやらんといかん。」
ユウタ「え？何に使うんすか？」
リョウ「SNSはな、ホームページの心臓なんや。」
ユウタ「？？？はい？なんすか？」
リョウ「ええか、SNSちゅうモンはな、フォロワーなんぞいらんねん。問題は定期的に更新して自分が生きとるっちゅう報告ができとればええ。」
ユウタ「は、はぁ。。？」
リョウ「例えば、ユウタくんのホームページを見に来た人がおったとするわな。よく出来たホームページや。せやけど、SNSがないと人の気配が薄いねん。ホンマにこのホームページ機能しとるか心配になるやろ。そんでせっかくのお客様逃すことなるねん。」
ユウタ「え、そんなもんなんすか？」
リョウ「君がそう思うのも無理ないわ。そしたら例えばユウタくんな、個人マッサージ店のホームページ比べて見い、SNSのない店と、SNSが盛り上がっとる店やったらどっちが問い合わせしやすい？」
ユウタ「うーん、そう言われるとSNSがない店は不気味に感じますね。。」
リョウ「そういうこっちゃ、せやから、SNSはフォロワーなんぞいらんから、必ずホームページの目立つとこ置いて『昨日も営業してました！』言うとかんとあかん。笑う門には福来るや。」
ユウタ「なるほど、そんでついでにSNSからも拡散されてお客様に知られたらもっと良いですもんね！」
リョウ「そうや、その程度に考えといた方がええよ。SNSのフォロワー増やすんを目的になんぞしたらホントの目的を見失ってしまうんや。」
ユウタ「はぁ、なるほど。でもインフルエンサーみたいになれたら又話は別ですよね！」
リョウ「まぁ、そうかもしれんな。けどな、売れてもへんのにヨソから情報引っ張って発信しとってもキリないぞ。そんなモン掃いて捨てるほどおるやん。SNSだけで生きて行きたきゃ、トレーナーやめた方がええわ。そんなトレーナー甘くないぞ。」
ユウタ「い、いや、そんなつもりじゃないすけど。」
リョウ「ユウタくん、実際の話すんで。トレーナーなんちゅうモンはそんなに儲かるモンと違う。少なくとも君が言うとるインフルエンサーゆうモン達の方が何倍も儲かるんと違うか。間違いないわ。」
ユウタ「はい、そうなんすよ！」
リョウ「そしたらやったらええわ。せやけど全力でやれや。俺との話もここまでや。リスティング広告なんぞやっとる暇はないやろからな。記事書きまくって、拡散しまくれや。そんで忘れたらあかんのがSNSやって拡散すんのに金かかるで。君みたいなモンが世間様に知られよう思ったら当然や。がんばり。」
ユウタ「いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ。何でそうなるんですか。。SNSになんか恨みでもあるんですか？」
リョウ「ハハハ、冗談や。SNSに何の恨みも無いて。使い方次第でちゃんと集客もできるしな。ただ時間かかるから気をつけー言うだけや。」
リョウ「まぁ実際んところ、長い目で見たらトレーナーはSNSでお客様に健康情報を発信した方が絶対にええ。定期的に発信しとればその記事読んでくれた人はいつしか君を先生と認めるようになる。そしたらいつか君のパーソナルにも申し込むようになるんよ。ただし、あくまで本業を忘れん程度にや。」
ユウタ「うん、それはそうですよね。よし早速はじめよ！」
リョウ「ちょい待ちや！SNSで集客するなら注意する事があんねん。ここやっとかんと天と地ほど差が出るで。聞いとき！」
ユウタ「え、、なんすか。？」
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