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トレーナーで生きていく ・ 独立編 vol.38

第38話「リョウの出張トレーニング①」

第一話はこちら

ユウタ「リョウさんは、お客様にどんなトレーニングを提供してるんですか?」

リョウ「今度一緒に来るか?見た方が早いやろ。」

ユウタ「え、いいんすか?リョウさんのレッスンに同行ですよね?!」

リョウ「ええよ、先方にはオレから言うとく。ユウタくん金曜日休みやろ。ちょうど次の金曜日に出張トレーニング入っとるわ。」

ユウタ「え、是非お願いします!」

リョウ「おお、そしたら時間と集合場所は後でLINEしとく。」

ユウタ「はい!」

ユウタは喜んだ。百聞は一見にしかずだ。今までイメージできなかった事がしっかり経験できるチャンスだ。

リョウ「そしたら、今夜はこんなもんにしとくか。次回も決まったし。」

ユウタ「はい!ありがとうございます!」

—————-

数日後、ユウタはリョウの出張トレーニングに同行する為、朝の6時にリョウの家まで来ていた。

ユウタ「うー、寒いな。。こんな早く起きるの久しぶりだ。。」

リョウ「おお!しゃんとせいよ!出発するぞ!」

ユウタ「はい!」

2人はリョウの車に乗り込み目的地へ出発する。

ユウタ「あー、なんか良いすね!朝って気持ちいいなー!って言うかどこに行くんすか?」

リョウ「軽井沢や。」

ユウタ「か、軽井沢!?」

リョウ「おおよ、ここよりもっと気持ちええぞ。」

ユウタ「いや、そうでしょうけど、そんな遠いんすか。。」

リョウの家がある目黒から軽井沢まで約170kmある。

リョウ「おお。今日は1日空けとるんやろ?」

ユウタ「あ、はい、それは大丈夫です。って言うかそんなに遠いとは思わなくて。。何分間のトレーニングなんですか?」

リョウ「10時から16時くらいや。」

ユウタ「な、なっが!長いすね!?」

リョウ「ハハハ、って言っても昼食挟んだり雑談したりするからトレーニングの時間は半分くらいやけどな。」

ユウタ「へー。。。」

ユウタはまだイメージが湧かない。

ユウタ「で、あの、、料金と言うか、それでおいくらなんですか?」

リョウ「今日のお客様は年間契約で300万円や。」

ユウタ「ええ、良くわかんないです。それトレーニング何回ですか?」

リョウ「月に2回や。」

ユウタ「って言う事は、、1本いくらですか?」

リョウ「1本単価で考えるな言うて教えたやろ。期間契約や。お得やぞ。」

ユウタ「うーん、そうなんですかね。。」

リョウ「そうや、オレがお客様に売っとるんわトレーニングやない。お客様の未来なんや。帰る頃にはその意味もわかるやろ。」

ユウタ「。。」

車での話は続く

つづく・39話へ

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