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「西洋音楽 vs 土着音楽:リズムと自然の対話」

【毎週月曜・木曜12時ブログ更新中】



どうも、DANiLOです。

音楽と自然って、まるでお互いに欠かせない親友のような関係にあると思いませんか?
いくら音楽が進化してきたとはいえ、最初は自然のリズムから生まれたんじゃない?という話をしようと思います。
自然の中で暮らしていた古代の人たちは、今の私たちのようにギターやドラムセットを持っていなかったんだから、自然の中から生まれて当然じゃない?!
そんなリズムや音楽が進化を遂げて西洋音楽になっていき、今も現在進行形中で進化を遂げています。

今回はその辺りに着目して「西洋音楽 vs 土着音楽」その違いや特徴をDANiLO的視点でユーモラスに掘り下げていきます(自分でハードル上げて躓くパターン)。



西洋音楽と土着音楽の大きな違い

まずは西洋音楽と土着音楽の違いについて解説していきたいと思います。
その後で、それぞれの特徴を振り下げていきましょう。

西洋的なリズムの取り方

西洋音楽、特にクラシック音楽やジャズ、ポップスなどでは、リズムは通常、均等で明確な拍子の組み合わせに基づいています。4/4拍子のように、リズムは分割され、一定のテンポと強弱で演奏されます。メトロノームのような正確さが求められ、リズムは非常に構造的です。演奏者は、その構造に従ってリズムを正確に取ります。これにより、音楽全体が整然としており、各パートがきっちりと合致するように感じられます。音の調和や展開がしっかりと計算されている。そんなイメージです。

土着的なリズムの取り方

土着的なリズム、特にアフリカン、ラテン、またはアジアの一部の音楽では、リズムはもっと自由で流動的です。これらの音楽では、リズムは「グルーヴ」や「揺らぎ」が重要視され、メトロノーム的な正確さよりも、リズムが生き生きと感じられることが重視されます。拍子が固定されることは少なく、ポリリズム(複数のリズムが同時に交錯する)や不均等なリズムが特徴的です。リズムは時にテンポが変動したり、自然な変化が加わったりします。演奏者は音楽の流れを感じながら、その場でリズムを取ることが多く、即興的な要素が強いこともあります。

土着的なリズムの特徴は、しばしば身体的な感覚や呼吸と関連していて、共同体儀式的な目的が強調されることがあります。リズムは参加者全員で共有し、個々の演奏者がその中で自分の役割を見つけて表現します。

要するに、西洋的なリズムは精密で明確な構造を持つ一方、土着的なリズムは柔軟で流動的、即興的な性質を持ち、全体のグルーヴや集団の一体感が重視されます。


1. 西洋音楽:音楽は整然としたリズムの中で誕生

さて、まずは西洋音楽。西洋音楽の特徴は、整然としたリズムにあります。バロックやクラシック音楽では、4/4拍子3/4拍子などの規則的な拍子を守り、音楽が進行します。
これは、音楽が計算された秩序の中で作り出されるという点が大きな特徴です。バッハやモーツァルトなどの作品は、リズムとメロディーが綿密に組み合わさり、音楽の中で自然の音ではなく、計画的な調和を感じさせます。
まさに、音の調和や物語の流れを計算して見事に形にしている様に感じます。
西洋音楽は、自然のリズムを整然と秩序立てて表現することに重きが置かれています。西洋音楽におけるリズムは、自然の中の「揺らぎ」や「間」をあえて取り入れるのではなく、むしろその枠を越えて一定の流れを重視することが特徴的です。
まるで自然を「整理整頓」して音楽にしたような印象を与えるのが西洋音楽の魅力です。


2. アフリカのドラム:野生のリズム、ただしおしゃれな衣装付き

一方、アフリカのドラム音楽は、まさに自然そのもの。雷の音、動物の鳴き声、風の吹き抜ける音……すべてがドラムのリズムに組み込まれています。
アフリカの音楽のリズムには、ポリリズム(複数のリズムが同時進行する)という特徴があり、まるで自然の中で一斉に動物たちが同時に鳴いているような感じがします。これもまた、リズムが自然から生まれることを証明していると言えます。
それにしても、叩いてる時のパワーといい、情熱と暑苦しいまでの表情がたまりませんね(笑)


3. アメリカ先住民:動物の声を聞いて、音楽のメロディを作ったんだと思う

アメリカの先住民、いわゆるネイティブ・アメリカンの音楽には、動物の精霊や自然の力を讃えるためのドラムや笛が使われています。
動物の声や風、木々のざわめきが「これは音楽だ!」というインスピレーションを与えたのかもしれません。彼らのドラムサークルはただのリズム練習ではなく、精霊と交信するためのお祈りリズムだったんでしょうね。
「あぁ、神様、私たちにインスピレーションを!」的な…


4. アジアの音楽:天気を歌う?風の気分次第でメロディーも変わる!?

アジアの音楽は、天候や季節の変化に合わせて演奏されることが多いそうです。例えば、インドのラガは、特定の時間帯や季節に合わせて演奏されるので、まるで自然のリズムに合わせた即興の音楽セッションみたいなものです。「今日は風が強いから、このメロディーで行こう!」みたいな。
自然の変化に合わせてメロディーが変わるというのは、まるで天気と同調して音楽を奏でている様で興味深いですよね。


5. 日本の民謡:風や水の音を模倣する、自然音楽の極み

日本の民謡にも自然とのつながりがあります。風の音、鳥のさえずり、水の流れ—すべてが歌や音楽の中に込められています。たとえば、田植え歌では、作業のリズムに合わせて歌われ、リズムがまさに自然のリズムを反映しています。農作業をしながら「さあ、次はこの音で!」という感じで歌っていたので、実は農作業も音楽の一部だったんですね。
田植え歌は、まるで自然の音と人間の営みが完全に同期していた証拠。
風の音を聞きながら、手足を動かしてリズムを刻んでいたというわけです。自然のリズムと一緒に作業が進むなんて、最強のコラボレーション。

この方のお話も興味深いです🔻
https://www.youtube.com/shorts/K-AeWe_rBMc


6. 雅楽:空気を震わせ、自然と神を感じる音楽

日本の雅楽もまた、自然との深い関わりを持つ音楽です。雅楽は、神聖な儀式や宮廷の行事で演奏され、自然の力を讃えるために演奏されることが多いです。特に、雅楽のリズムは一見不規則に感じることがありますが、その不規則性の中にも深い秩序が存在しており、まるで風や水の流れのように自然のリズムを表現しています。
例えるなら…不規則に見える自然の現象(水の流れ、葉っぱが落ちる、雲の動き)は規則的なリズム(宇宙、自転や公転、月)の元で成り立っているみたいな?

雅楽の中に見られる「間(ま)」の使い方は、まさに自然の時間の流れと一体となる瞬間を作り出します。大自然の中で奏でられる音楽が、まるで風や木々と対話するような感覚を与えてくれるのです。


西洋音楽と土着音楽の良い部分の統合を目指す響合楽団

響合楽団は、西洋音楽と土着音楽の両方のリズムやアプローチを融合させ、心地よい音楽を創り出すことを目指しています。
西洋音楽の整然とした構造、リズムや拍子、テンポをきちんと守ることを重視した部分と、土着音楽の、独特な揺らぎや自由で自然なリズムを重んじる部分を結びつけることで、両者の良い部分を活かした独自の音楽スタイルを確立します。
このアプローチにより、演奏者と聴衆が一体となり、音楽を通じて深い感動や共鳴を感じることができるようにしています。響合楽団は、音楽が持つ調和と対話を大切にし、より多くの人々にその魅力を届けることを目指しています。

まとめ


結局のところ、音楽は最初から自然の一部だったということ。大自然の中で暮らしていた人々は、雷の音や風の音を聴いて、「これ、音楽になるんじゃね?」と気づいたのかも知れません。もちろん、最初は楽器もなければ音楽の理論もなかったけど、自然が生み出すリズムに、人間の中にあるリズムや想いを融合して音楽が誕生したと考えると、ロマンを感じますよね。
西洋音楽のように整然とした秩序を持ったリズムも美しいですが、自然の揺らぎや感覚に基づく土着的な音楽のリズムも、また別の深みがあります。どちらも、音楽を通して自然とのつながりを感じさせてくれるものです。
次回自然の中でリズムを感じたときは、「あ、これが音楽の元祖か!」なんて思いだしてみてください。
誰もが見逃していた自然のリズムが、きっと新しいインスピレーションを与えてくれるかもしれません♪



感謝を込めて
DANiLO



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