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自民党県議妻殺害事件公判傍聴記・2024年11月20日(被告人:丸山大輔)

2024年11月20日


長野地裁合議4係

第1号法廷

事件番号:令和4年(わ)第184号

罪名:殺人

被告人:丸山大輔

裁判長:坂田正史

裁判官:坂井唯弥

裁判官:楠本めぐ

書記官:小出悠生



<法廷の風景>

39枚の傍聴券に対し、9時20分の締め切りまでに、115人以上が並んだ。マスコミも多く並んでいる様子だった。

入廷前に、荷物預かりがあり、金属探知機のゲートをくぐらされた。その後、法廷前にならばされる。9時55分、入廷が許された。

記者席は17席であり、すべて埋まる。

関係者席は、検察官側に三席指定。中年男性二人、ショートカットの白髪の老女が一人座っていた。

また、弁護人側にも、後ろから二列目に一席指定されていた。

弁護人は、眼鏡をかけた40代ぐらいの男性、白髪の太り気味の初老の男性、髪を七三分けに固めた40代の男性の三人。

検察官は、太った中年男性と、セミロングの中年女性。その後ろに、被害者参加代理人、茶髪の中年女性と、眼鏡の中年男性。

被告人は、被告用出入り口の所で小さく礼をして入廷する。髪は短く、痩せており、浅黒い。ややたれ目で、通った鼻筋と、整った顔立ちの中年男性だった。黒いスーツ、青いネクタイ、黒い革靴風のスリッパという恰好。

裁判長は、眼鏡をかけた中年男性。裁判官は、眼鏡をかけた痩せた中年男性と、眼鏡をかけ髪を後ろで束ねた若い女性。

10時より、丸山大輔被告人の公判は開廷した。


裁判長『開廷します。被告人質問、前へ』

被告人は一礼し、証言台の椅子に座る。被告人は、はっきりした声で、前を向いて、質問に答えていた。


<検察官の被告人質問>

検察官『昨日に続き』

被告人『はい』

検察官『貴方が事件時運転していた、トヨタアイシスプラタナのことについて』

被告人『はい』

検察官『この法廷で、事件直後10月7日、プラタナの写真を調べた』

被告人『はい』

検察官『車両の後ろ、へこみ創』

被告人『あります』

検察官『いつできる』

被告人『いつというのは覚えてないですが、駐車の際、バックで壁にぶつけた記憶あります』

検察官『二つある』

被告人『同じ時だったと思います』

検察官『いつ』

被告人『かなり前です』

検察官『何年前か記憶にない?』

被告人『はい』

検察官『車の後ろ』

被告人『はい』

検察官『線状の傷』

被告人『はい』

検察官『いつ』

被告人『いつというのは解りませんが、あれは、柱から飛び出ていた釘状のものに引っ掛けた傷です』

検察官『別の時』

被告人『はい』

検察官『前』

被告人『かなり前です』

検察官『はっきりしない』

被告人『そうです』

検察官『長野と塩尻、高速道路使わず移動する』

被告人『はい』

検察官『議員会館の間も』

被告人『そうです』

検察官『何回』

被告人『んー、解りませんが、20回、30回ありました』

検察官『当選後』

被告人『そうです』

検察官『特定の道ない』

被告人『そうです』

検察官『その日により変わる』

被告人『そうです』

検察官『カーナビ』

被告人『ついてます』

検察官『一番、当時、時間』

被告人『まあ、通る道にもよりますが、一時間半から二時間半くらいと思います』

検察官『道により変わる』

被告人『そうです』

検察官『車は』

被告人『普段は車は、えーと、北側駐車場に止めていました』

検察官『Aさんの車が止まっていたところ』

被告人『その隣です』

検察官『南側止めることは』

被告人『必要に応じてありました』

検察官『どんな』

被告人『止めてないとき、裏から出入りする必要があるとき』

検察官『あった』

被告人『そうです』

検察官『事件当時、他人に運転は』

被告人『期間は』

検察官『令和3年2月当時』

被告人『ないです』

検察官『自宅の現場』

被告人『はい』

検察官『事務机の引き出しの金、無くなったと』

被告人『はい』

検察官『手さげ金庫あると』

被告人『知っていました』

検察官『何入れる』

被告人『現金と、商品券、ですね。あと、送り状もそこに入っていたと思います』

検察官『現金は』

被告人『小口現金、お釣りを入れておきます』

検察官『客への』

被告人『小学の支払いもそこで済ませます。外で済ましてしまうということです』

検察官『どれくらい入れる』

被告人『えっと、お金をセットするときは、5000円札二枚と、一枚かな?千円札10枚、500円玉、くらいです』

検察官『減ると補充』

被告人『揃えた方がいい時、出し入れします』

検察官『いつも施錠する』

被告人『その当時はありません』

検察官『鍵保管場所は』

被告人『知っていました』

検察官『どこですか』

被告人『一番上の引き出しに入っていました』

検察官『それだけですか』

被告人『もう一つは自宅の方にありました』

検察官『これ以外、大金庫ある』

被告人『はい』

検察官『何入れる』

被告人『大きな金庫も現金と、商品券、株券なんかも入っていたり、古い書類も入っていました』

検察官『いつも』

被告人『施錠しています』

検察官『鍵は』

被告人『自宅の方に一つと、もう一つは、事務所に、また別の引き出しに入っていたと思います』

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