見出し画像

相談支援員、そんな資格どこにもないぞ!

広島市の広報紙、市民と市政9/15号
相談支援員が活躍する様子が記事になっていました。

『広島市は、在宅生活について相談などを受ける相談支援員を
各区の特別養護老人ホームに配置している。』
と記載されてましたが。
ところが、、、

相談支援員ではネットで検索してもひっかかりません。
恐らくですが、相談支援員という呼び方が一般的ではなく、
広島市独特の呼称なんじゃないかな?と思います。
介護・福祉業界の資格とか職種とかの名称の
ややこしいところです。

さて、介護・福祉業界における相談員と呼ばれる人には
高齢者の相談に乗る、
生活相談員・支援相談員・介護支援専門員(ケアマネジャー)と、
障害者の相談に乗る、
生活支援員・相談支援専門員がいます。

で、広島市が言うところの相談支援員というのは、
高齢者の相談に乗ってますから
生活相談員か支援相談員のどちらかになります。

ちなみに、生活相談員・支援相談員は資格の名称ではなく職種名で、
社会福祉士、精神保健福祉士などの資格を持った人がなるのですが、
自治体によっては実務経験があれば無資格でもなれるそうです。
ま、実務経験が要りますから誰でもなれるものでは無いですね。

で、生活相談員と支援相談員。
業務内容に大差ないですが、決定的な違いは何かといいますと
それは勤務する場所なんです!

生活相談員が勤務する場所は、特別養護老人ホーム、
介護付き有料老人ホーム、デイサービス(通所介護)、
ショートステイ(短期入所生活介護)といった介護福祉施設で、
支援相談員は、介護老人保健施設(老健)に限定されています。
と、いうことで広島市が言うところの相談支援員とは、
生活相談員のことでした。

本日も最後まで読んでくださって憚りさんえ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?