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ロコモティブシンドロームはフレイルの一つの症状

だんご院長です。
M1はまさかのウェストランド、駅伝は優勝候補の倉敷
サッカーはまさかまさかの岡山学芸館が制したいうことで、
岡山が熱いですねー。

かつて、B&Bのギャグに「ももぉ~」ってのがありまして注目されましたが、それ以来でしょう。

さて、ボクたちが注目すべきは、現場で耳にすることがある
医療とか介護業界ならではの用語です。
先日、ある人と会話している中で
ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)という言葉を聞いたのですが、
意味が分からなかったので帰ってから調べてみました。

ロコモは、2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、
年齢を重ねることによって筋力が低下したり、
関節や脊椎などの病気を発症したりすることで
運動器(身体を動かす骨・関節・筋肉・神経などの総称)の機能が低下し、
立ったり、歩いたりといった日常生活に
何らかの支障をきたしている状態のことです。
日本語では運動器症候群と言うそうです。

ロコモ自体は病気ではないのですが、
高齢化が進む日本では、ロコモから寝たきりや要介護にならないように
予防しようとすることに力が注がれているそうです。

厄介なのは、ロコモに該当する高齢者は、
メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を併発しているケースが
多いということです。
運動不足になりますから生活習慣病を悪化させてしまうケースもあれば、
生活習慣病による身体が動の低下がロコモを悪化させるケースもあり、
互いに影響しあって全身の機能低下を引き起こしています。

ここまで書いてきて、それってフレイルとどう違うのか?と
思った方も多いのではないでしょうか。
フレイルについては、コチラをご覧ください。https://note.com/dango_clinic/n/n2d659a7b0914

フレイル(虚弱)は、
年齢に従って筋力や心身の活力が低下した状態のことで、
「歩く速度が遅くなった」「体重が減った」「筋力が落ちた」
といったことがあればフレイルが疑われますから、
ロコモはフレイルのひとつの症状ということになります。

ロコモは高齢者だけでなく、40代でも発症するケースがありますから
早期発見・予防が大切です。
日本整形外科学会が、
骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているかどうかをチェックするテスト
(ロコモチェック)を用意しています。
1つでも当てはまればロコモの可能性があると考えられますので、
試しにチェックをしてみてください。

🔲片足立ちで靴下が履けない
🔲家の中で躓く、すべる
🔲階段を上るのに手すりが必要
🔲家の中でのやや重い仕事(布団の持ち上げなど)が困難
🔲2kg程度(1Lの牛乳パック2個程度)の買い物を持ち帰るのが困難
🔲15分間続けて歩くことができない
🔲横断歩道を青信号で渡り切れない

ロコモをできるだけ早い段階で発見し、
適切なリハビリテーションや治療を行うことで
健康寿命の延伸につなげましょう!

本日も最後まで読んでくださり憚りさんえ。


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