老人に翻弄されるあん摩マッサージ師たち
だんご院長です。
ほんと、老人には翻弄されますねという話し。
週1でお伺いしている利用者さん(Hさんとしておきましょう)が
いらっしゃるのですが、
このたび、新年1回目のマッサージ施術でお伺いしたところ、
いつもは開いている玄関の扉に鍵がかかっていたんです。
インターホンを何度か押してみたのですが、
反応がありません。
Hさんは、体が不自由で行動が遅いですから、
玄関まで来るのに時間がかかってるな?とか思いながら、
外から「Hさ~ん」と何度かお名前を呼んでみたんですけど、
反応がないんです。
「はは~ん、これは年末年始はマッサージお休みされて、
今日が3週間ぶりの訪問でしたので、マッサージの日だということを忘れて
どこかに出かけられたのかもしれないな。」と思っていたら、
インターホンに出られたんです!
出ていただいたのは良かったのですが、
「誰?変な営業はお断りよ!」みたいな感じで対応されて、
焦ったんです。
「そもそもボクたちのことを忘れてしまわれたかな?」と思いつつ、
「Hさん、ボクたちは怪しくないです。
だんご治療院です。マッサージですよ。」と、
インターホン越しに一生懸命伝えたのですが、
その甲斐もむなしく切られてしまいました。
ただ、ボクたちも怯むことなく、マッサージ師とともに、
外からHさんの名前を呼び続けたんです。
そうしましたら、やっと玄関の鍵を開けてくださいまた。
で、開口一番が、
「1月は休むって言うたでしょ。(#^ω^)⚓」
Hさんはちょっとご機嫌が悪い様子ですが、
ボクたちはボクたちで、「えぇー!聞いてないよぉー。」状態です。
Hさんに、
「12月最終週と1月第1週はお休みされたいというのは聞いていたけど、
1月全部お休みされるとは聞いてないですよ。だから今日来たんです。
でも、ボクたちが悪いですよね。ごめんなさい。」と謝りました。
すると、Hさんも少し落ち着かれたようで、中に入れてくださいました。
マッサージ施術もさせていただくことができました。
で、終了後に「来週はどうされますか?」
とお聞きしたところ、
「忙しいから1月はお休みします。また、2月からお願いします。」
と、おっしゃいました。
老人は何やかやで本当に忙しいから従うしかないんですよ。
「分かりました。では、2月は前日にお電話してから来ますね。」
と言って、その日は失礼しました。
謎だったのが、カレンダーの記載内容です。
カレンダーのボクたちが行った日付けに
「だんご 1月はお休みする。」と記載されていたんです。
娘さんが書いたのか、
ケアマネージャーさんが書いたのか分かりません。
1月お休みにしたいというのは、Hさん本人の意向なのだと思います。
いや、もしかしたら娘さんの意向かもしれません。
娘さんがボクたちに伝えるのを忘れたのか?
ケアマネ―ジャーさんがボクたちに伝えるのを忘れたのか?
Hさんが「だんご治療院には1月は休むと伝えた。」と言ったので、
それを聞いた娘さんかケアマネージャーさんが書いたのか?
謎は深まるばかりです。
それにしても、全盛期のスワローズ伊藤(智)のシュートか?
ドラゴンズ今中のスローカーブか?というくらい
翻弄されました。
本日も最後まで読んでくださり憚りさんえ。